お風呂場から マメ子(孫)のキーキー声が聞こえてきます
「 ぶつけたところが痛いの! だから洗わない! 」
「 シャワーかけるだけでしょ! 汗かいてるんだから・・ 」
と マメ母の声
服を脱いだが 洗うなら風呂場に入らないというマメ子と
寝るまでの一連の作業をサッサと終えたいと思うマメ母の攻防です
前日は 自分の部屋で何かにぶつけて 痛いと泣くのに
「 見せて! 」というと「 見せない! 」と頑張るマメ子に辟易したと聞いています
「 もしひどい怪我なら お医者さんに行かないと・・ 」と言った言葉が マメ子を頑なにさせたのでしょう
「 多分 太ももの脇をぶつけて 今は紫色のあざになっているから大丈夫なの 私にもきちんと見せないのよね 」というマメ母は ひどく疲れています
仕事を終えて帰り 早くゆっくりしたいのに また この騒ぎです
でも この場面に ばーばである私が分け入ることは出来ません
説得に耳を貸さないマメ子 理屈が通らない相手にキリキリするマメ母
これも 母子のコミュニケーションの一つなのですから
もうちょっと 角度を変えた方がいいと思うけどね・・
寝る支度ができて 私の布団にもぐりこんできたマメ子に
こんな絵本を読みました
「 わにわにの おふろ 」
小風さち 文 山口マオ 絵 福音館書店
わにわには お風呂が大好き!
ずりっ ずー ずー とお風呂場に入ってきた
わにわに
じゃぐちをひねって お湯をため まず することは・・
おもちゃを 入れることだよね~
それから それから
わにわには 歌も歌うんだ!
ばーばも 歌うけど・・
そして お湯につかって
お風呂から出たら・・・
ヤクルトを飲む マメ子と同じね!
「 わにわに お行儀わるい~!
お風呂から出た後 石鹸も オモチャも 散らかりっぱなし! 」
と マメ子
「 ダメわに だね~ 」
わにわに シュールで 教育的ではありません
でも
だからこそ 子どもにうけるのです