今週の火曜日、テレビドラマの『おせん』が終わった。
私は食いしん坊だから、何といっても、食べ物を無駄にしない、コンセプトが好きだ。
主人公、一升庵の“おかみ”、半田仙の“食へのこだわり”が、面白かった。
半田仙は、蒼井優さんが演じている。
蒼井優さんは、映画のフラガールやテレビのDrコトー等で見ていたが
正直、・・・・・あまり好きな女優さんではなかった。
だけど、少し現実離れしている、この役にはぴったり!
たちまち、好きな女優さんの仲間入り・・・勝手なものだわね。
賄いの類の、トロロご飯、鍋焼き味噌汁、おかず味噌、・・・どれも美味しそう。
ふろふき大根、手作りの味噌、茶ぶし、土佐醤油もいい。
あれは、美味しいよね、って伝わってくる。
原作は、きくち正太さんのコミックだ。
今は、原作が“コミック”っていうの多いね。
とっても、面白く見ていたが・・・・・
最後に“ケチャプ”を何にでもかける“子供”が出てきた。
テレビでは、上手に纏めていたけれど・・・・・・・
「その味を舌に刻み、受け継ぎ、繋ぐ。それが女将の仕事」というセリフがあって、
その通りなんだけど、若いのに分かっているなぁー、と思った。
ホントに今の世の中、分からないことだらけ・・・
幼い頃、美味しいものを食べている舌は、その味を決して忘れない、
昔からある、ホントの味、野菜の味や魚の味を覚えている。
ケチャップやマヨネーズも料理に使うけど・・・、でもね・・・・・
今に、
“ケチャップ”や“マヨネーズ”の味しか分からない人達が出てくるかも・・・
そんな世の中、悲しい・・・・・
美味しい味、ホントの味は、次の世代にしっかり伝えていかなきゃね。
そんな事を考えながら、今日も魚栄さんに、リハビリを兼ねて出掛けた。