今日の朝日新聞、朝刊の五線譜に郡司さんの事が載っていた。
台東区、鳥越神社の傍、“おかず横丁”にある、お味噌屋さんだ。
記事は「シベリアで夢見た、みその味」で
シベリア抑留の体験から、味噌屋をはじめたという話、
もう、テレビにも何度も出ているし、それは有名な話だったけど、
記事を読んで懐かしく、あの味を思い出していた。
20年位前かなぁ、おかず横丁で佃煮を買った帰りに、
店先が賑やかなお味噌屋さんが目に入り、冷やかし半分で入った。
普通のお味噌を見ていたら、旨い味噌がある、という。
玄米の完熟味噌で楊枝の先に少しつけて味見をさせてくれた。
Kと私は、美味しさに吃驚して、
「いくらなの?」って聞いたら、確か500gで1000円くらいだった。
おじさんが言うには、味噌の旨さで出汁は要らない、との事。
高いなぁ、と思ったけど、試しに、500g買ってみた。
それから、すっかり玄米味噌の虜になり、ちょっとした手土産の代わりにも使った。
忙しくなり、わざわざ鳥越まで買いに行かなくなり、
我が家の味噌汁は鰹と昆布でとった出汁にジョウセン……仙台味噌になった。
これでも、すごーく美味しいけど、
久しぶりに、あのお味噌の味噌汁が飲みたいね、って……Kと話した。
でも、今でも、500g=1000円で売っているのかなぁ