のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

ふたたび、土筆を探しに。

2013-03-16 17:18:53 | 日記

 今日は春らしい暖かさになった。

 そうだ! もう今日くらい、土筆が芽を出しているかもしれない。

 そう思って、私は中津公園を通って淀川の土手に行ってみることにした。

 

 公園にはこの間より少し、春らしい彩りがあった。

       

 

           

 

 

 先日、桜の開花予想が発表されたが、大阪の開花は24日、満開が4月1日とのこと。

 このところの暖かさで、当初の予想より、少し早まった。

 

 中津公園の今日の桜の蕾は、こんな感じ。

        

 

 

 花だけではなく、薔薇は初々しい赤い葉を、紫陽花は緑の芽を勢いよく上に向かって、出している。

         

 

 

 淀川の土手に出た。

 この間来たときよりは、土手の草が少し伸びている。

 もしかしたら今日は土筆に出会えるのでは!?

 そう期待して目を凝らして地面を探すと‥‥あった!

 でもなんだか、えらく、心細そうな土筆やなあ‥。

          

 

 だいぶ時間を掛けて探し、見つけてはシャッターを押したが、まあまあに撮れたのは、上の2枚のみ。

 あとは、ピンボケたり、あまりに元気が無さすぎたり‥。

 もっと元気な土筆を撮りたかったけれど、まあ、贅沢を言うのは止めよう!

 今日土筆を見つけることができただけで、幸せというものなのだから。

 

 

 帰り、再び公園を通ったが、行きには目に入らなかった黄色い花(初めて見た花)と、ヒッソリ咲いた早咲きの桜を、見つけた。

       

     

 

     

 

 

 

 

 


煌めく音に酔いしれた‥≪フジコ・ヘミング ピアノ・ソロ・リサイタル≫

2013-03-16 12:52:34 | 日記

 13日(水)の夜7時から、シンフォニーホールで、フジコ・ヘミングさんのピアノ・リサイタルが開かれた。

 私は、友人Kさんのお誘いを受けて、初めて、彼女のピアノを聴きに行った。

             

 

 フジコ・ヘミングさんについて、私はほとんど知らなかった。

 ヘミングさんという方と結婚されて、外国で演奏活動をされているのだろう‥なんて、勝手に思ったりしていた。

 実際は、“ヘミング”は彼女のお父上の姓で、彼と、日本人(で音楽家)のお母様との間に生まれたのが、彼女だった。

 以前テレビで彼女のドキュメンタリー番組をやっているのをチラッと見たような気がするが、その時は、ずいぶん個性的な人だな‥と思っただけで終

わったような気がする。

 

 とにもかくにも、私にとっては初めての、フジコ・ヘミングさんのピアノ。

 一体、どんな音色が聴けるのだろう?

 

 当日のプログラム(前半)は、次のとおり。

                 

 

 最初の2曲を聴いたときは、大した感慨もなかった。

 が、しかし!

 次の、シューマンの『謝肉祭』が始まったとたん、私は彼女の“煌めく音”のとりこになった!

 シューマンの「謝肉祭」そのものは、(私から見れば)そんなに感動的な曲というわけではない。

 なのに、彼女のピアノが繰り出す、輝きに満ちた音が鳴り響くと同時に、私の心は踊り出し、感動でいっぱいになった。

 

 休憩を挟んで、後半のプログラムが始まった。

           

 

 前半であれだけ感動したのだから、ピアノの名曲が居並ぶ後半で、私の感動がさらに強まり深まって、頂点に達したのは言うまでもない。

 

 彼女が次々と繰り出される、煌めくピアノの音色!

 それを、何にたとえればイイのだろう!?

 私は、彼女の音を耳でしっかりとらえながら、頭の中で考えた。

 

 水晶のキラメキ? 真珠の輝き? 光り輝く雪の結晶? ダイヤモンドの輝き? それとも、水面に反射する太陽の光?

 

 そのどれでもあり、でも、それだけでは、彼女の音の煌めきの素晴らしさを、十分に表現しえないもどかしさを、私は感じていた。

 (自分の語彙力の無さが、情けない!)

 

 私はこれまで、何人かのピアニストの方のコンサートに行ってきた。

 でも、未だかって、フジコ・ヘミングさんの光り輝くピアノに勝る音色は、聴いたことがないような気がする。

 私は、本当に感動した!

 

 感極まった私は、彼女が、最後の曲『ラ・カンパネラ』を弾き終わられたとき、思わず立ち上がって、彼女に、称賛と感謝の拍手を送っていた。