11月3日は恥ずかしながら、私のウン十ウン回目の誕生日だった。
その日には、衆議院選挙の結果を受けて、改憲反対をメインとする<総がかり運動>が、大阪でも行われた。
自分の誕生日に、総がかり運動に参加できることは幸せだった。
私は、地域の友だちと一緒に参加した。
憲法9条は、第二次世界大戦がもたらした塗炭の苦しみ・悲しみの中から産みだされた宝だと思う。
戦争で殺された人びとの呻き・涙の中から生まれ出た、珠玉の宝・永遠の願いだ。
人類の英知によって国際紛争を解決しようという意志を高らかに宣言し、戦争の無い世界を目指す<日本国憲法>。
それは、日本のみならず世界の理想であり、その理想を具現したものである。
現在世界の至る所で紛争が繰り返されていることや、北朝鮮問題などを利用して、軍備を持ってその戦いに参加することが、
正当化されようとしている。
だが、それは間違いだと、私は思う。
「理想」とは、そんなにたやすく実現できるものではない。
困難であるからこそ飽くことなく追求し、その実現を目指すことが大切なのだ。
改憲を主張する方たちは、「あれはアメリカから押し付けられたもの。自らの手で自主憲法を作ることが大切だ。」と、何かと
いうとおっしゃる。
「現憲法がアメリカから押し付けられたもの」ということ自体間違いだと思うが、そうおっしゃる方々が、アメリカの言いなりにな
って(それが自分たちの望むところでもあるからだが)、唯々諾々と、「高額な武器や迎撃ミサイル」などをお買いになるのはど
うしてだろう?
(もちろん、その高額な武器の代金は、国民の税金から出される。)
改憲を主張する方々は、結局、現憲法が自分たちにとって都合が悪いものだから、押し付けだ、変えなければならない!と言っ
ているに過ぎない。
アメリカの仲間(手下)となって、世界に冠たる日本になりたい今の政権の人たちにとって、平和憲法は邪魔なのだ。
今改憲を画策することは、平和を希求する日本と世界の人々の願いに、背を向けることを意味する。
改憲を支持する割合が多いと言われている若い方々にも理解を広げて、人類の進歩に逆行する「9条改憲」を、絶対に食い
止めなくてはならないと、強く思う毎日です。
「森友・加計問題についても、丁寧に誠実に説明責任を果たす」と言っておられたその舌の根も乾かぬうちに、「加計学園獣
医学部の認可」が発表された。
しかも、この問題の核心を握る重要人物の一人である安倍首相が、日本を離れて、相変わらずトランプ大統領との蜜月状態
を続けている間に‥。
国民は、なめられている。
私たちは、真実を追求することを、諦めてはいけない。
数の力で真実を覆い隠すことを、決して認めてはいけないと思うのですが‥。