今年も、Mさん(かつての仕事仲間で先輩)の≪声楽発表会≫が、4月29日に、いつもの奈良近鉄百貨店内「秋篠音楽堂」で行われた。
Mさんの声楽発表会と書いたが、もちろん彼女一人のではなく、彼女が指導を受けておられる“小林正夫先生”の門下生の皆さんの発表会だ。
毎年一回開かれていて、今年で10回目を数えるのだそうだ。
私は、3年前から聴きに行かせていただいている。
今年は、全部で22名の方が発表された。
男性あり、女性あり、若い方から比較的年配の方まで、いろんな方々が日頃の練習の成果を発表された。
~そのうちの(写真がマアマアに撮れた)何名かの方を次に載せさせていただきます。~
去年も書いたかと思うけど、この声楽発表会のレベルは、全体的にものすごく高い!と感心する。
中にはプロとして活躍されている方もあるようだ。
プロではなくても、素晴らしい声の持ち主がたくさんおられる。
でもその美しい声は、皆さんの日頃のたゆまぬ努力によって、創り出されているのだろう。
特に年齢を重ねた方は、ご自分の声を維持し更に向上させるために、ものすごい努力をされているのだと思う。
同じように年齢を重ねた私には、その努力がどれだけ大変なものかがよく分かるだけに、舞台で声高らかに歌われる方々の姿に、尊敬の念を禁じ
得なかった。
(上の写真・一番下の男女はご夫婦で、ロッシーニの「猫の二重奏」を、美しい声・息の合った豊かな表現力で歌い、私たちを存分に楽しませてくだ
さった。 ご夫婦で同じ目標を持ち、互いに高め合っていかれている姿には、羨ましさを感じると同時に、強い感動も受けた。)
さて、我らがMさんは、今回まず、日本歌曲Ⅱの部で、「啄木短歌集」の中から2曲を歌われた。
そして、コンサート第Ⅲ部では、あこがれの「蝶々夫人・ある晴れた日に」を熱唱された。
私はこの3年、Mさんの歌声を聴かせていただいているが、(素人判断ながら)彼女の声は、年々美しさと透明感を増しているように思う。
そして、時に笑みを浮かべ、ユッタリとした表情で歌われる姿が、彼女の自信を表しているようにも思った。
私より少し先輩のMさん。
彼女が、さらに高みを目指して努力されている姿は、私にも大きな励ましとなった。
Mさん、苦しいこともあるでしょうが、これからも精進を続けて歌い続けられ、私たちを楽しませ励ましてくださいネ♪
最後に、小林先生と出演者全員が登壇され、「ウィーン 我が夢の街」を歌われた。
その華やかなフィナーレを、(一部の方だけになりましたが)載せさせていただきます。