館内を、お魚などを見ながら写真を撮ってぐるぐる回っていると、さすがに疲れてきた。
そんな折、ちょうど<海の見えるカフェ>の看板が目に入った。
私は、たこ焼きとリンゴジュースを注文して、一つだけ空いていた窓際の席に坐った。
夕陽がちょうど海に沈もうとする頃だった。
たこ焼きを頬張りリンゴジュースで喉を潤しながら、私は早速カメラを外に向けた。
船がやって来た。
太陽が沈んでゆく。
海遊館の外でも、夕陽にカメラを向けている人たちがおられた。
太陽が沈んだ海に、また船がやって来た。
すっかり暗くなった海を撮ってから、私はカフェを後にした。