畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

ライブ

2009-11-10 22:51:00 | 日記
 今日はケータイが壊れたので、機種変しに行った。機種変に時間が40分ほどかかるというので、今日は外食しようと、ラーメンショップが軒を連ねるビルに行く。このラーメンショップが軒を連ねるビルは、コンセプトが不明で、横浜のラーメン博物館(昭和30年代テイスト)と違い、なぜかビル内のエリアがニューヨークテイストの内装。アメリカでラーメン?とかいっつも思って戸惑う。
 今日は平日と言うこともあってなのか、19時ごろなのにあまり人もいない。6店舗くらいあるラーメン店のひとつに入ったが、客は私を含めて2人ほど。これで経常黒字になるんだろうか?
 そして、平日にもかかわらず、ラーメン店エリアの中央にある広場で、女性ミュージシャンのライブが始まった。

 …しらない人。エレキギターと、一人でもハーモニカを持てるように金具の支えがある。私服は派手ではない。スローテンポの曲。歌詞は、自分の人生観などを語った素朴なもの。広場に席は30席ほどあるが、無料のライブを聞いている客は、私を含めて7・8人ほど。1曲目が終わって、拍手もまばら。「今日は盛り上がって生きましょう」と言っても、拍手はまばら。

 このミュージシャンはどんな気持ちなんだろう。

客が少ないと嘆いているかもしれない。

売れるためには、小さなライブをこなすのも試練と思っているかもしれない。

私の歌のセンスがわからないなんて…と思っているかもしれない。

いずれにしろ、状況は厳しいハズ。しかし、笑顔を絶やさず2曲目を力強く歌い上げた。私はなんだか見ていられなくなってしまった。

 ミュージシャンと固定のファンでない客は一期一会。1回ライブで立ち止まった客の心を動かさないと、もう2度と自分の曲に足を止めてくれることはないであろう。だからこそ、まだ売れていない(インディーズ系)ミュージシャンはどんな環境であっても(たとえ客が少なくても)笑顔で、全力でライブをする(のだろうと思う)。
 それに対しては私は…。私も対人関係の仕事であるが、一年に固定の顧客と200日ほど顔をあわせる。マンネリもあってやりにくいかもしれないが、裏を返すと、失敗しても取り返す時間的余裕は十分にある。そんな、一日、一回の出会いを大切に…ということを改めて感じさせてくれた今日のミュージシャンに感謝したい。

 そして、彼女が売れてハッピーになってくれることを望んでいます。