Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

アトピーと食べ物アレルギー・2

2008-11-09 | 1人育児
相変わらず大好きな牛乳を制限する必要も無く,ランチには濃厚な卵黄だけを使った炒り卵も食べている.それでも,どんどん改善される息子の肌.

アトピー特有のガビガビした肌じゃなくなって,幼児らしいモチモチした肌になった.背中なんてスベスベのツルンツルン.母さんは,嬉しくって毎日齧り付いてるよ(息子は笑ってる).もうちょっと手首と足首が治りかけだけど…,ゆっくり治ってくれればいい.

もうステロイドもさよなら.朝と外出前,お風呂上りの3回保湿で十分になった.

さて,何が原因だったでしょう?

実は,「納豆」!息子は「納豆アレルギー」だったのだぁ~.

大豆とはアレルギー源が異なるため血液検査では分からず(検査してないけど),白人医師はもちろんその存在すら知らないだろうなぁ.おまけに他の食べ物アレルギーとは症状が違うため,非常に気づき難い….海外で育児している皆さん,お気をつけて!

大まかに記しておくと…,「納豆」は健康食品で体に良く,日本では生後6ヶ月からの離乳食にも勧められている(私も勧められた).アレルギー体質が改善されるなどといわれる納豆だが,7~8年前に日本の医師が「納豆アレルギー」の存在について発表すると,全国から「うちにも,それらしき患者が…」という報告が多数寄せられる.

5大アレルゲンのうちの1つの大豆とは全くアレルギー源が異なり,納豆の粘々の中の何かが関わっているらしい.

他の食べ物アレルギーは食後10~15分で何らかの症状が出るのに対し,納豆アレルギーの場合は食後5~14時間後に症状が出るため気づき難い.症状は皮膚の痒み.酷い患者はアナフィラキシー・ショックを起こす場合もある.

以上,大まかな説明.

この通りだったのよ,ウチの息子…(涙).ネットが普及してる時代で本当に良かったと思った.「納豆アレルギー」なんて聞いたことがなかったもん.きっと,ショック起こすまで食べさせていたと思う….うちの子,納豆大好きだったから….

ランチで与えると,午後の5~6時頃に痒がり愚図り始めるのだけど,この時間帯って愚図り易い時間帯だし,お昼寝から起きて身体の温度が変わって痒がっているのかと思っていた.おやつの時に飲ませた牛乳が原因なのかと悩んだりもした.

ディナーで与えると,深夜に掻き毟り始めるのだけど,ブランケットで暑いからとか,乾燥しているからか?はたまた,入浴時に使ったソープが問題なのかと思っていた.

納豆は食べた量に比例して痒みが強くなっていたように思う.あまり気にしていなかった大豆の除去からしてみようということになって始めたのが切欠で判明.今のところ,お豆腐も醤油もお味噌も問題無く食べている.納豆を止めて2日目から見る見るうちに肌が改善されていった.

でも敏感&乾燥肌には違いないと思うし,また数年後には別のアレルギーが発症するかもしれないけれど,取り合えずはやれやれ.

海外でアトピーや食べ物アレルギーを持っている子供を持つお母さん達に,心からエールを送りたい.私の場合,原因が分かって良くなったが,分かるまでの数ヶ月間は本当に辛かった.あれだけ皮膚に症状がでていたってことは(凄かったのよ.顔以外全部),内臓にも間違いなく出ていたんだと思う.「納豆アレルギー」なんて,結局自分で発見するしか方法はなかったわけだし….

しかし,日本の栄養士も一言,そういうアレルギーが存在することを言ってくれたら良かったのにと思う.逆恨みするわけじゃないけど,食べ物を勧めるって,命に関わることもあるんだよね.

敏感&乾燥肌の息子に良かったと思う商品を,また(時間のあるとき)紹介しますね.やっぱり,日本とアメリカでは空気も水も違うし,皮膚炎のケアの仕方がまた異なるので,相当振り回されたから…(涙).

クリックしていただけると励みになります
子育て海外生活
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする