Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

体験した日本の空手

2013-08-30 | 3歳&6歳と田舎里帰り,2013

去年の里帰りもなかなか充実したのですが,今年はそれ以上に満足度の高いものとなったと書きましたが,


茶帯のジイジと一緒に猛特訓

中でも目玉だったのは息子の空手.アメリカで習っている流派の親元流派を,ジイジの通う道場で基礎から学ばせてもらいました.去年は怖がって泣き叫んで終わったけれど,今年は違った.週2回.1回のレッスンが1時間半.猛暑の中,エアコンを付けない道場で,空手着絞ったら汗が滴るほど頑張って精神面から鍛えました.動き一つ一つの意味も教えてもらい,アメリカ空手でよく見られる典型的な間違い部分も訂正してもらい,キレのいい速い動きが習得できました.

そばでただ見ている私からしては,試練のような,地獄のようなレッスンなのですが(なので途中から同伴せず),息子は自分の上達が実感できるのと,親しくなった道場のお兄ちゃん達と一緒に学べるのが楽しいのとで,毎回とても楽しみにしていました.


違う流派の型を一から覚えました.
NYで披露できるほど身についた.

親元流派の型も覚え,スパーリング(実戦)練習も何度もし,NYでは怖がっていたスパーリングを今はワクワクすると言っています.

空手の先生が,元々極心空手という厳しい空手で県で1位の経歴をお持ちの方なのですが(その後流派を変更),「まだ年長とは思えない,なかなかスジがいい!」「日本の空手ってこんな程度のものかと思われたら,日本の恥だ!!」と,1対1のプライベートレッスン並みに教わっていたらしく,「こんなことは普通はないんだよ!」と,ジイジも半分羨ましそうに言っていました.

NYにいた頃の空手とはもう全然違う.NYの先生達が驚く顔が想像できます.「さすが日本!本場で習うと違う!」と思わせられるだけの実力を身につけて帰れます.

しかし,NYで散々言われていたことですが,子供っていう生き物は本当に「疲れ知らずの『待った』無し」な動物なんだなということが,うちの息子に限ったことではなくて,子供全般に言えることであって,それが真実なんだと確信しました.空手稽古の始まる30分前には道場に着くのですが,気温35℃を越える道場内で,倉庫からボールを出してきてバスケやドッヂボールで既に汗だく.じっと待ってるのは大人だけ.稽古が始まるまで大人しく待ってる子なんていやしない.空手が始まれば真剣に取り組み,休憩ではゴクゴクゴクっと水分補給するのは30秒ほどで,またすぐに走り出し,お友達とキャアキャア言いながら鬼ごっこ.「じっとしたら死ぬんだな…」と思いました.丸2時間動きっ放しの走りっ放し.なのに帰宅しても全然疲れた様子無し….はたで見ている私のほうが熱中症になりそうなくらいでした.

だから「待たせない,退屈させない,好奇心の刺激を与え続ける」というNYの教育の考えに妙に納得したりしてました(これ,準備する大人の方が大変なのよ).

ともあれ,今回習った空手が息子の大きな自信に繋がったことは間違いありません.そして,身につけた日本の空手の技と精神力をまたNYで披露する場が与えられることと思います.

NYで学んだことが日本で認められ,それ以上のことを教えてもらい,日本で学んだことをまた,NYで活かすことができる.

日本でお世話になった先生方,道場生の皆さん,また「NYで学んだことの違いなど全く気にしなくていいから,本場日本で徹底的に学んできてください.」と快く送り出してくれたNYの道場の先生にも,みんなに感謝です.

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