「君の名は」、とても感動的で意味深いアニメでしたね。
前後して読んだ、臨死体験3回で宇宙や地球の創生や未来を旅してきたという彗星探索家木内鶴彦さんの本には、記録として2番目に古いと言われ、平安時代に彗星が落下したのが星田妙見宮のある場所で、同時に彗星の破片が落ちたのが磐船神社と書かれていました。
保江邦夫先生と木内さんの対談本から、素粒子と心の世界へと誘われ、深遠な仏法も素粒子の理論で説明できるようになるんだ!と感動したものですが、、、
能力の一品持ち寄り村と磐座
待ち焦がれるように、5月の木内さんの講演会に参加しました。
講演会のお話は、この近くに彗星が落下したクレーターがあり、奈良と生駒の間のその地域では“スサ”というリーダーのもと、能力の一品持ち寄り村があったというというところから始まりました。
能力の一品持ち寄り村って、鉄を武器として使う文化ではなく、丈夫な農工具として使う文化であったろうと確信に近く考えています。
古代出雲人の信仰の起源は、農事暦としても大切な役割を果たしたであろう磐座だっただろうと浅薄な知識で思っているのですが、磐座の広がりと、古代出雲の人々を要としたネットワークって、ワクワクしませんか?
能力の一品持ち寄りのコミュニティって、さまざまな社会問題の絡まった糸をほぐし、新しい未来型社会を創造していくためのキーワードとも思えるのです。
そんな思いもあってか?今回、そんなコミュニティの根っこでもあったであろう、磐座のいくつかを見る機会がやってきました。
その一つが、彗星の破片が落ちてできたであろう磐船神社の磐座。
科学に知識のない者でも、地上にある自然現象だけでは説明できず、彗星衝突説はとても説得力があるように思えましたがいかに?
それにしても、よくぞあんなルートを見つけたものです。
精霊の歓迎とともに
もう一つは、大杉と磐座、鈴鹿山脈のはずれ、長浜が一望でき関ヶ原にほど近い、40年も前に廃村になったという地で、道に迷いながら落石頻発、保守管理もままならない林道を登って行きました。
30年も40年も前に植林されたであろう、良く整った杉林を登りきったところ。
途中の杉林のたたずまいは、杉林ではめったに味わえないような清々しくてとても優しい雰囲気があり、森の精霊が歓迎しているとも思えるようでした。
ただ、最初に待っていたのは、ちょっぴり違う精霊?小枝か何かが当たったような感じがありましたが、後で気が付くと傷口があり、大きくもないその傷口からの血が止まりません。
何!?よく見ると、反対の足首にも歓迎の挨拶の印が。
姿を見ることはありませんでしたが、これ、山蛭だったんでしょうね。恐らく、たっぷりの食事に満足して、ポロッと落ちたんでしょう(^^;;
縄文杉をほうふつとさせるような古老の杉、幾多の大きな歴史を刻んできた地で、磐座とともに、人々の営みや栄枯盛衰の歴史を見守ってきたことでしょう。
今、古老の杉や磐座は、どんなことを思いながらこの変化の激しい時代を見ているのでしょうか。
磐座に象徴される農耕文化を核にした能力の一品持ち寄り村、出雲の地から再び発信していけたら楽しいなあ、などと夢想が広がりました。