今日、いけずご王国に子どもたちが遊びに来てくれました。
タケノコを取ったり、山の手入れをしたり、取ってきたタケノコでご飯とみそ汁、手入れの時に切った竹でおつゆのお椀を作ったり、、、
新庄に子どもたちの元気な声が響きました。
そんな中で、最後の最後、一人の男の子がタケノコの皮むきのために出してあげた包丁で指を切って出血!
ちょっとした騒ぎでしたが、小学1年生くらい?涙は出さずに、、えらい!
いつだったかは、大泣きした男の子がいましたが、今日日、刃物で指などを切る経験ってほぼしてないんですよね。
ジャングル・ブック
昨夜、「ジャングル・ブック」という映画をやっていて、途中お風呂に入ったりしましたが、半分程度は見たかなあ?
そんな中で指切り事件とオーバーラップしたのが、主人公のモーグリがジャングルの獣たちから敬愛される存在に成長していく過程。
猿の王、キング・ルーイはモーグリに火の作り方を教えるよう迫ります。
ラスト、人間に復讐を誓う虎のシア・カーンに追い詰められながら、少年モーグリがシア・カーンの魔の手から逃れたのは、刃物と火のお陰。
もちろん、モーグリの人としての知恵があったからなのですが、、、
火と刃物
いけずご王国で子どもたちに伝えたいことの大きな一つは、火と刃物を自在に使えるようになること。
“草食系男子、肉食系女子”という言葉、聞き飽きるほど聞き、もはや死語かとも思えるほどになっていますが、その要因の一つは火と刃物かなあと思います。
女子は(そうでもない子も増えていますが)、それでも料理を作るために火と刃物を使うよう家庭の中で育っていますが、男の子は家庭でも学校でも危ないから?と、火と刃物から遠ざけられているような印象です。
そういう社会現象に、少しでも抗い、人としての本性を開いて強く生きて欲しい、そんな思いなんですね。
怪我をする、嬉しいことではありませんが、ある意味では、内心ほくそ笑んでいるのかも知れません。
一歩深く、人らしく成長してくれるかも、と。