小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原高校同窓会が主催の小田高ホームカミングデーが5月19日の日曜日に開催された。小田高ホームカミングデーは同窓生向けのイベントだが、一般にも校舎やイベントが開放されるので昨年に引き続き今年も出かけた。 5月19日午後2時過ぎ、小田高ホームカミングデーが開催されている城山の神奈川県立小田原高等高校に出かけた。昨年は新校舎や校舎内の設備などが見たくて訪れたが、今年は歴史にまつわる物の探索が目的。校門を入りすぐ左手に石柱のモニュメントのようなものが目に入る。確か昨年は無かったように記憶しているのだが。石柱の前の石版によると旧城内高校の前身の小田原高等女学校の門柱で明治時代に作られ関東大震災で倒壊したものを移設したものとのこと。旧城内高校のソテツの近くに同じような石柱のモニュメントがあったはずだが、旧城内高校から移設したのだろうか。台座のコンクリート部分は新しいので最近この場所に建てられたようだ。今度、旧城内高校に出かけて確認しよう。とりあえず校舎の周りを散策。自動販売機の先の南側の区画には昨年無かった施設が出来ていた。新しく出来た施設に向かう途中、校舎とグラウンドの間の通路に設置されている自動販売機の前を通るとずいぶんと安い値段設定。缶飲料は80円、500mlのペットボトルは100円。健康が気になる年頃なので80円の野菜ジュースを購入。自動販売機の斜め前。敷地の南側には新しい弓道場が出来ていた。以前の弓道場は敷地東側のグラウンド脇に隠れるようにあった。以前の弓道場はかなり寂れた佇まいだったが、新しい弓道場はずいぶんと立派な作り。矢道には人工芝が張ってあって幕には校章が染め抜かれている。校舎の周りを1周して中庭へ。鎮遠の鐘を近くで撮影したいのだが、芝生内は立ち入り禁止のため近づけず。午前12時20分からのキャンパスツアーに参加すると希望者は鐘を鳴らすことが出来るようなので来年はキャンパスツアーに間に合うように出かけなければ。中庭から校舎内へ、教室や校内の設備を眺めながら廊下をブラブラ歩く。ホームカミングデーの日は小田高生は普通に部活などで登校していて、所々の教室では部活を終えた生徒が自習をしている。私は進学校じゃない高校で学生生活を送ったのでまじめに自習している学生の姿を見て少し驚いた。やはり進学高ならではの雰囲気。校舎3階の廊下から新しく出来た弓道場を撮影。工費はどれくらいかかったのだろう。校舎内をブラブラ散策してからグラウンドへ。昨年は野球の練習試合が行われていてグラウンド風景が撮影出来なかったのだが、今年は部活も終わっていて広々とした風景が撮影出来た。天気がいまひとつなのが残念だが。小田原高校の旧正門横から学校敷地の東端を通り百段坂方面に向かう園路の整備が行われている。案内板のような物も設置されていたのでまもなく供用されるようだ。旧正門横から整備中の園路を進む。昨年、弓道場のあった場所は小さな公園のようなスペースに整備されている。小さなベンチの置かれていて近所のお年寄りが腰をかけていた。旧弓道場の脇から校舎外へ。小さな石段の入口にはやはり案内板のようなものが設置されていた。散策コースか史跡関連の見学コースの一部になるのかもしれない。昨年と同じく城山の住宅街を抜けて帰路へ。この周辺は同級生が何人か住んでいて子供の頃は良く訪れていたが、街並みは少しずつ変わり、以前と比べ新しい住宅が増えた。廃墟となった某施設は以前と変わらない佇まいでゆっくりと朽ちている。変わり行く学校や街並みが見れてなかなか楽しい探索となった。

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