小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市風祭の山間には何ヶ所か滝があるようで、その中の一つは以前このブログで(仮称)風祭滝として紹介した。都市計画図を見ると2ヶ所に滝のような地形が記されており、そのほかに滑沢の滝と呼ばれる場所があることを最近になって知り探索を続けていた。風祭の山間にある滑沢の滝を探索にGW期間中に2度ほど訪れたがいずれも発見出来ず。5月12日に3度目の探索に出かけた。調べたところ風祭の荻窪用水散策コースの中に滑沢隧道という場所があるのでその周辺に滝がある可能性が高い。風祭駅より滑沢の滝の探索をスタート。風祭駅から旧東海道へ向かい酒屋の先を曲がり農道へ。風祭の山間の農道は入り組んでいてなかなか覚えられない。登りきった場所で行き止まりの農道が多く、1本道を間違えると体力と時間をかなり消耗してしまう。過去2回はいずれも行き止まりの農道に迷い込み時間切れで探索が終了している。今回は散々迷った挙句にやっと発見出来たので、次回用に最短ルートでの道順をメモ。酒屋の横から農道へ曲がり沢沿いを進む。農道脇の沢は万松院川で早川の支流のひとつ。酒屋の角からしばらく進むと茅葺屋根が見えてくるので沢に架る小さな橋を右に曲がる。万松院川に架る小さな橋を渡って道を進むと茅葺屋根のある萬松院も横を通過。そのまま道なりに農道を山に向かい進む。萬松院の先くらいから農道を進むと段々と山間に入り坂がきつくなってくる。途中、二回ほど二股の分かれ道になるがいずれも左側の道を進む。2回目の二股の分かれ道を左側に進みしばらく行くと舗装路が途切れ、荻窪用水の散策コースに合流する。ここまで風祭駅から自転車を押して10分ほどで到着。農道と荻窪用水の散策コースの合流地点には案内板が立てられている。案内板の先は竹林になっていて斜面の下から滝のような水音が聞こえる。斜面下の沢に下りれるような踏み跡がなんとなくあるので斜面を下ってみる。水音のする方向へ斜面を下る。途中で踏み跡も消えて藪漕ぎ。滑沢というだけあって、落ち葉で滑りやすく3回尻餅をついた。藪を掻き分け、何度が足を滑らせようやく沢へと降りることが出来た。目の前には落差10mほどの滝。探していた滑沢の滝に間違いない。滑沢の滝は普段でもそこそこの水量のがあるようで、この日もちゃんとした滝に見えた。滝の前で位置を確認。今回は左岸側からのアプローチで斜面を藪漕ぎしながら下り結構大変だった。スマホの地形図を見ると右岸側からもアプローチで出来そうだが、帰りに右岸側に寄ってみたが民家などがあって近づけなかった。滑沢の滝の下から再び滑りやすい斜面を登り農道と荻窪用水の散策コースの合流地点へと戻る。途中、滝の落ち口を横から撮影。このブログで小田原市内の小さな滝や無名の滝を何ヶ所か紹介したが、この滑沢の滝は滝の下にたどり着くまで結構大変だった。風祭地区にはもう1ヶ所未訪の滝があるので、また機会を見つけて探索に出かけたい。

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