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真夜中の午前2時を過ぎています。わたしはもう目が覚めました。起きます。今日を始めます。耳がこころよい音楽を聞きます。鼻がすたすた花粉症します。手が文字盤を探して打ちます。するとそこへ新しい展開が広がって来ます。目はそれを確認します。
今日を始めてよいということ。それを思うと頭が垂れて来ます。
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真夜中の午前2時を過ぎています。わたしはもう目が覚めました。起きます。今日を始めます。耳がこころよい音楽を聞きます。鼻がすたすた花粉症します。手が文字盤を探して打ちます。するとそこへ新しい展開が広がって来ます。目はそれを確認します。
今日を始めてよいということ。それを思うと頭が垂れて来ます。
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「名作童謡 西条八十 100選」を昨日から読み直している。いいなあ。こんな童謡が一作でも書けたらいいなあ。ううう~ん、ううううう~んと唸る。唸ったところで書けるものでもないけれど。人に自慢はしなくていいが、童謡の世界にうなづいてみたい。すかすかすかと、生きている時間がずり落ちて行ってしまう。それを食い止めたい。なんとかして。書けたらずり落ちないか。うん、ずり落ちて行かないようにも思える。
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日が翳って来た、いくぶんか。じゃ、重い腰を上げろ。ん。そうする。
もう少しで午後5時。雨はすっかり止んで、空は晴れ上がっている。あれだけ激しかった風も今は穏やかになっている。外に出て行ってもいい。だが、渋っている。暑そうだからである。畑に出て行けば、することは幾らでも見つかる。今日は腰が重い。怠け心が勝っている。美しい、甘い、ハープ演奏の音楽を聞いている。それでうっとりとなって、ここちよくしている。此処から出られない。
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さっき、デンマークを旅したときの古いお城の絵をブログにアップしたが、横になっていた。見辛い。縦にならない。
もう少しで午後5時。雨はすっかり止んで、空は晴れ上がっている。あれだけ激しかった風も今は穏やかになっている。外に出て行ってもいい。だが、渋っている。暑そうだからである。畑に出て行けば、することは幾らでも見つかる。今日は腰が重い。怠け心が勝っている。美しい、甘い、ハープ演奏の音楽を聞いている。それでうっとりとなって、ここちよくしている。此処から出られない。
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さっき、デンマークを旅したときの古いお城の絵をブログにアップしたが、横になっていた。見辛い。縦にならない。
平成10年8月、デンマークを旅した。フュン島の古いお城を見た。美しいお城だった。絵に描いた。懐かしい。
お昼ご飯を終わりました。冷凍食品のチキンライスをチンして温めて食べました。味が濃かった。甘い。水を飲み飲みして喉の奥へ流し込みました。えええええ~っ、多くの人がこの味を好むからこの味になっているはず、だとしたら? 僕は現代人の平均値まで未到達ってことか。そうかもしれぬ。
僕は人間が薄いから薄味が好み。珈琲も薄い。お粥もサラサラが好き。淡白の淡水魚。いかにも水っぽい。だから情けも濃くない。薄い。だからべたべたしない。べたつかない。さらりと別れて来る。
滅多に滅多に冷凍食品を買ってこないのだが、どうしたことか買って来てしまった。強欲の欲張り。そこは味が濃い。
こちらでもう逢っている人もござろうが、あちらへ行けば百人が百人、千人が千人、万人が万人、仏さまに逢えるのである。抱き取られてしまうのである。此の世で引き受けた艱難辛苦をも労ってもらえるのである。それを思えば、なんともなやなんともなや。此の世の辛苦はなんともなや、のはずである。だがそうはいかぬ。この悪たれ爺は文句ばかりを言って此の世を過ごしている。あろうことか、悪たれを正当化してもいる。何とも情けない話である。此の世のことは此の世のこと。あちらへ行けば仏さまに逢えるのである。嬉しや。
わたしたちは死ねば仏様に出会うのである。この楽しみがあるのである。行く行くところで仏様に会えるのである。クライマックスに至るのである。この世の辛苦で終わりではないのである。
2
おおおおお、窓いっぱいに白い雲。もこもこもこもこ。空を塞ぐようにしていっぱいに湧き上がる入道雲。雲の峰のそのとっぺんさきに、縮められた青い空間。夏だ。すっかり夏だ。外に求めないようにしてある。なにもかもが、ある。己の内にある。目の内にある。目の届く範囲はすべて己という国になっている。広大なる己よ。無限無窮なるわたしよ。即心がそのまま即仏。おおワンダフルのワンダーの発見。不可思議が不可思議を見ている。そしていよいよ不可思議体になっている。