残り少ない後先なのだから、時間を大切にしたい。
美しいものを見ていたい。
*
美しいものを美しく見ていたい。賛嘆していたい。
*
美しい春の山々を美しく見ていたい。
美しい春の大空を美しく見ていたい。
*
美しいものを美しく見ていられる人間の生き方、それがあるという事実を、賛嘆していたい。
残り少ない後先なのだから、時間を大切にしたい。
美しいものを見ていたい。
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美しいものを美しく見ていたい。賛嘆していたい。
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美しい春の山々を美しく見ていたい。
美しい春の大空を美しく見ていたい。
*
美しいものを美しく見ていられる人間の生き方、それがあるという事実を、賛嘆していたい。
カタバミの楽園提示。
ここは楽園です、と。
あっさり提示に乗る。
美しい嬉しい嬉しい美しい❗
わたしの感嘆を聞いてカタバミの返答が返る。
嬉しい嬉しい嬉しい❗
畑に出て草取りをして一日が暮れる。満ち足りる。これくらいなことで、このお爺さんのこころが満ち足りる。いい一日になる。実にイージーだ、安上がりだ。
満足には100段階、100x100段階、100x100x100段階あるが、このお爺さんは低い低い段階でOKだ。そんな低位置段階で、幸福に酔っていられるのだから、考えようではだらしないのかもしれない。
もっともっともっと高級な幸福がこの先10000万mほども列んで輝いて待っていてくれている、というのに。このお爺さんは先を目指さない。
しかし、これでいい。お爺さんの草取りを可能にしてくれている大きな意思を感じていられるからだ。それをするためのすべての条件を満たしてもらっているのだ。十分ではないか。
畑にはいろいろな生き物が生息しています。蚯蚓がにょろにょろ出て来ます。かなりの大型種類です。
毛虫が這っています。ナナホシテントウ虫が歩きます。でぶでぶに太った青虫の幼虫が顔を見せます。ダンゴムシのような小さな虫がぞろぞろしています。
殺さないようにします。そっとしてやります。
地球上を住処としているたくさんの仲間達がいることを心強く思います。みな己の暮らしをして楽しんでいるようです。