夕暮の匂いを嗅いでいる蜻蛉(トンボ)
山鳩暮風
*
夕暮は夕暮の匂いを発している。敏感なトンボはそれを嗅ぐと塒(ねぐら)にする沼地に帰って行く。トンボの嗅覚は、その大きな目玉の下あたりにある。コスモスの園に来て、ただ目玉をキョロキョロさせているようにしか見えないが、受け止めた夕暮の匂いの深さを測っているのである。
*
蜻蛉(トンボ)は秋の季語。
夕暮の匂いを嗅いでいるのは他にもいる。わたしだ。それで安らぎたいのだ。
夕暮の匂いを嗅いでいる蜻蛉(トンボ)
山鳩暮風
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夕暮は夕暮の匂いを発している。敏感なトンボはそれを嗅ぐと塒(ねぐら)にする沼地に帰って行く。トンボの嗅覚は、その大きな目玉の下あたりにある。コスモスの園に来て、ただ目玉をキョロキョロさせているようにしか見えないが、受け止めた夕暮の匂いの深さを測っているのである。
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蜻蛉(トンボ)は秋の季語。
夕暮の匂いを嗅いでいるのは他にもいる。わたしだ。それで安らぎたいのだ。
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