人をあたたかくもてなすのも、快感をともなうが、人にあたたかくもてなされるのも、同じくらいに快感である。
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うまくできているなあ、と思う。
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よろこぶのも快感だが、よろこばれるのも快感である。
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片方だけではない。片方だけで終わっていない。
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双方が享受できるように造られているというところがフシギだ。
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ただしこれは命令されてするものではない。自発でなければこの公式は成立しない。
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利他行は結局のところ自利に帰って来る。
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因果応報も同じで、原因が結果に相応している。
うどん屋さんに行くと、タッパーに大葱をざくざくに切ったのが、いれてある。
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で、我が家でもそうする。
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さっき、大葱の緑色の部分だけざくざくに細かく切って、たくさんたくさん切って、タッパーに詰めて、冷蔵庫に保存した。
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こうしておくと、いろんな料理に使える。いつでも使える。
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で、すぐになくなってしまう。
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我が家は大葱青葱好きである。葱の色の青がいい。これで目が覚める。元気をもらう。
上った道は、そのままで、下る坂になる。目的の頂上についた後、戻って来るときには、下り坂になる。
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道そのものは上り下りの兼用になっている。
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いつもいつも、苦しい坂を上ってばかりではない。
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くるりと背を向け終わると同じ道が下りになっている。そういうことがある。
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ただし、下りて来たら、次は上がることになる。
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道は、両用になっている。
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息を詰めてがむしゃらに上ることもできるし、息を吐いて楽々に下ることもできる。
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道は、二つの実践を提供している。
キンピラ牛蒡を作ってもらうために、台所で、長い牛蒡１本を短冊形に切りました。丁寧に、ゆっくり。切ったら水に漬けました。大きなボールいっぱいになりました。作業が終わりました。指が牛蒡の匂いをしています。新鮮な匂いです。好きな匂いです。
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激辛の黄色唐辛子をたっぷり入れたキンピラは、わたし以外は食べられませんので、面倒ですが、２種類作ってもらいます。赤唐辛子入りはそれほど辛くありません。ですからそれを１種類。
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テレビを見ていたら、牛蒡は皮剥きをしないでいいそうだから、そうしました。その代わり、束子を使って何度も水洗いをしました。包丁は、事前に、研石で研ぎました。よく切れるようになりました。
畑のフカネギをスコップを使って掘り上げました。根を切ってしまわないように周囲から深く掘り進めました。１０本ほどを得ました。土の中の白い太葱の部分もしっかり太っていました。上出来です。
（スーパーで買えば１本１００円以上の値がついていますよね）
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根っこの鬚根は包丁で切り落とし、黄色くなっている外葉を剥ぎ取り、水を流してきれいにしました。水気をとるために、ベランダの濡れ縁に干しています。
（家内が今夜の夕食の材料にするので、葱掘りを注文されていました）
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お爺さんはこんなことをして今日を過ごしています。社会との関わりはほとんどゼロです。
午後からお日様が射して来ました。
