今夜の夕食は蒸し器料理でした。薄切り豚肉、ブロッコリー、ジャガ芋、竹輪、モヤシ、白菜、白葱などなどの野菜がたっぷり入っていました。久しぶりの蒸し器料理でした。おいしく頂きました。タレは二種類ありました。晩酌に缶ビールを飲みました。
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お爺さんですから腹八分にしました。でも、満ち足りています。
今夜の夕食は蒸し器料理でした。薄切り豚肉、ブロッコリー、ジャガ芋、竹輪、モヤシ、白菜、白葱などなどの野菜がたっぷり入っていました。久しぶりの蒸し器料理でした。おいしく頂きました。タレは二種類ありました。晩酌に缶ビールを飲みました。
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お爺さんですから腹八分にしました。でも、満ち足りています。
雲が現れているかと思うと消える。消えたかと思うとまた現れる。
現れるのを楽しんでいるようでもあり、消えるのを楽しんでいるようでもある。
どっちだっていいのかなあ?
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「どっちいだっていい」というのはいいなあ。
どっちにもそれ相応の良さがあるって事だもんなあ。
現れてもいい。消えてもいい。流れて行ってもいい。生まれてもいい死んでもいい。老いてもいい病んでもいい。
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どれがどうなってもいい。
それぞれの変化が変化を楽しんでいる。この世はそういう所のような気がする。
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雲が八天山の上あたりで生まれて、はっきりした形を取って現れて、やがて遠くへ遠くへ流れて、最後は消えて、何もなかったことになる。
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でも、そのどの過程もそれぞれに美しい。
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生老病死の人間のいのちの、どの過程も、どの過程の変化も、それぞれに尊く、美しい。
弱点とその反対の得意点の割合は5対5なんじゃないかなあ、いつも。何処まで行っても。
うまくバランスがとれるようになっているんじゃないのかなあ。
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だったら、あんまり弱点ばかりを気にしなくてもいいんじゃないのかなあ。
顔を傾けて自己否認しなくてもいいんじゃないのかなあ。
弱点補強にばかり力点を置かなくていいんじゃないかなあ。
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弱点と非弱点は、考えようでどちらにでもなってしまう。そんなところもある。
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いやいや、ほんとうは互いが互いを必要としているんじゃないのかなあ。
互いが互いを補っているんじゃないのかなあ。
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弱点ばかりでもない。得意点ばかりでもない。
東西南北に広がりが出来ていい、というぐらいに、大きくものを考えててよさそうに思える。
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自分の弱点に泣いてばかりでなくてもいい。そんな気もする。
一生のうちで、わたしは兵隊にならずにすみました。人を殺さずに済みました。わたしは戦場に行っても、しかし、人を殺すことなんてできないので、いともあっけなく殺されてしまって、野の屍となって終わりだっただろうと思います。
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わたしが生まれた年、1845年、8月に我が国は無条件降伏をしました。次の年から現在まで我が国は戦争をしていません。戦争を放棄しています。我が国には世界に誇れる理想的な平和憲法があります。これに守られました。戦争に行かずに済みました。
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国のために、天皇のために、独裁者のために、妻や子のために、さまざまな主義主張のために、我が命を落とさずに済みました。国のために死ねない人間は卑怯者だ、などと卑怯者呼ばわりされないで、一生を送れました。
つくづく有り難い人生を生かしてもらえた、と思います。
雨になりました、とうとう。午後になって、雨の中を市役所まで行って来ました。後期医療申請書に関わる書類の手続きをしに。
親切な係の方が応対して下さいました。わたしは書類に自分の住所氏名を書くだけですみました。あとは係の方がてきぱきと書き入れて下さいました。手続きが終了しました。助かりました。
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帰りがけ、大川の川土手の道を走りました。(車で)。大川には鴨がたくさんいました。数種類の鴨のようでした。鴨は川の水に足をつけてじっとしています。氷雨が落ちて来ています。寒くないのか、心配になりました。
今度は暴風が吹き荒れてきました。天候が変わりやすい日です、今日は。電線に列んでいた小鳥たちが風に煽られて、宙高く舞い上がっていきました。
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来週の木曜に卒業生達が誘い合わせて、我が家を訪れて来ることになりました。5人が集まって、会いに行こうと相談をしたらしい。電話がありました、さっき。わたしが教職について1年目のこどもたちです。彼らは高校2年生でした。
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あなたがたは幾つになっておられますか、と問うと、先生とは5歳違いですとの答え。じゃ、彼らも後期高齢者になっていることになります。歳月が流れました。
歳月が流れても、やはりわたしには、彼らが高校生のまんまに見えてしまうことでしょう、おそらく。師弟の縁は、歳月をも崩せないのです。さて、どうなることやら。どんな話が湧き上がるのやら。
水に浸けている餅、水餅を、椀に水を加えてチンして軟らかくして、たっぷりたっぷり黄な粉をまぶして食べました。日が差し込むサニールームの板敷きの部屋で。白餅と蓬餅とを1個ずつ。満腹になりました。
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冬の最中というのに、日がさんさんと降り注いできて部屋中があたたまって、ぽかぽかになりました。とろんとなって、暫くゆっくりゆっくりしました。縁側のこの部屋は瓦屋根が一段高くしてあります。此処は冬に過ごす部屋です。
時間が、せっかく僕の所を尋ねて来るというのに、僕は相応のおもてなしができない。焦る。
焦るばかりでなんにもしないでいる。
冷淡にするつもりなんかないのに、結局は冷淡な扱いしかできない。
で、そのまま去って行かせるしかない。
それが辛い。
熱いお茶とおいしいお菓子を差し上げたいのだが、おもてなしのお茶もお菓子もない。
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詩が書けない。時間が欲しがっているいい詩が書けない。
とうとう降り出して来た。細かい粒の冬の雨だ。枯れて黄色くなったアスパラガスの茎と葉っぱを、風が捻じ伏せている。寒そうだ、いかにも。
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僕は<棚から牡丹餅>を待っている。詩の牡丹餅だ。詩が、牡丹餅になって、脳裏に浮かんで来るのを待っている。
いい詩を書きたい。それなのに、書けないでいる。
よしんば書けたところで、<いい詩>になっていない。スポットライトを浴びる舞台に上げてダンスをさせるような、華やかなダンサーではない。舞台裏に潜ませておくしかない。
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僕の所へ頻繁にやってくるのはヒヨドリだけである。畑のブロッコリー、カリフラワー、キャベツの葉っぱを食べに来る。山から下りて、次々にやって来る。
1月15日、水曜日。午前10時を少し過ぎた。
いまにも雨が降り出してきそうな曇り空をしている。光が乏しい。寒い。
炬燵に入ってじっとしているしかない。
市役所から後期高齢者医療高額療養費支給申請書が届いた。払い戻し分360円を支給してくれるらしい。
書類がやたら面倒だ。年寄りには手に負えない。直接、市役所へ行って申請してこよう、日が射して明るくなったら。