8月24日の天気図を見ていると、台湾付近で台風11号発生。
のんびりしていたら、欠航が続くかも!?と、あわてて24日の朝、青ヶ島行きのゆうパックを発送。25日の八丈島行き最終便の飛行機で運ばれ、26日の還住丸に積むところが・・・・26日は青ヶ島から南へ2000キロも離れたところで台風12号が発生したため、三宝港は時化てしまいました。26日は台風が来る前の最終就航日だと思っていたのに、まさかの欠航~!!青ヶ島だと、天気図に台風が現れると、必ず欠航。それほど、上陸するのに困難な日本一の秘境だと思い知らされてしまいます。
神津島は台風が近づいてくるのに、高速船は無事就航した模様。青ヶ島と同じような秘境の利島は高速船欠航、大型船就航(30日)。
日本列島に高気圧が覆われていたため、台風12号の動きは小笠原近海でほとんど停滞したままなので、30日まで9人乗りのヘリコプターは動いていたようです。
八丈島の三根集配センターで荷物を溜めすぎると、荷役専用の臨時ヘリが出ることもあるようだけど、今回はないみたい??
定期便のヘリコプターに積められるのは、比較的軽い書状のはがきと手紙(特定記録、簡易書留、書留も含む)と定型封筒のレターパック、ポスパケットのみ。荷造りが箱状の「ゆうパック」は嵩張るため、原則として、「還住丸」か貨物船の「ゆり丸」に積むことになっています。
ゆうパックに「セキュリティサービス(360円)」のオプションをつければ、ヘリコプターの荷室に余裕があれば優先的に運んでもらえるかな?うーん??
昔のゆうパックは「速達」をつけることはできましたが、ゆうパックそのものが速達なので、さらに速達をつけるのは料金の二重課金になってしまうので、撤廃したようです。
ゆうパックの「書留」に相当するサービスは現在、「セキュリティサービス」に変更されています。
定形外郵便は最大4キログラムまで、縦+横・高さの合計が90センチまでで、全国どこでも1150円(最大)。船が欠航続きでも速く届けるために定形外(1150円)+速達(630円)+書留(420円)なら、ヘリコプターに積める確率が高そう。
これはあくまでも私の憶測なんですが、郵便局窓口で問い合わせると的確な回答を得られそうです。
東日本大震災が起きた直後、買占めパニックに陥ってしまいましたが、青ヶ島では唯一の商店に棚がすっからんになっても慣れているみたい。
食料品がなくなっても、昔からの知恵を活かし、島で獲れる野菜などで工面しているようです。
太平洋に台風があっても、出航日や時間を早めたり遅らせるなどにして、欠航することのなかった「おがさわら丸」がついに欠航。
理由は去年(2010年)9月25日、父島発のおがさわら丸が東京に向けて航海中、その真上に台風12号が直撃するような形で北上。ひどい大揺れによるけが人も出たようです。
乗客の安全確保のため、今回は欠航に踏み切ったみたいです。