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小幌駅(その3)

2014-10-31 00:24:59 | 2014小幌・日高本線・幾寅
 青ヶ島や四万温泉の話はまだ終わっていないのに、最近、小幌駅の話ばかり連載。日本一の秘境駅の降り立った優越感は青ヶ島の丸山の全景が見られる尾山展望台に登ったときと同じくらいです。(笑)丸山は天候や海上状況により行けるかどうか運次第。小幌駅は北海道にあり、首都圏からかなり遠い。どちらも気安く行ける場所ではないです。

 今年7月の丸山は少し霧がかかってしまいましたが、4年前(2010年)はくっきり!!

 小幌駅下りホーム(札幌方面)にあった小屋は、函館運転所機器室でした。ここは海抜48メートルの表示がついています。さっき降りた海岸から高さ48メートル。2011年3月11日の東日本大震災で津波が1番高かったところは宮古市で40メートルでした。

 もちろんドアは施錠されていて、中に入ることはできません。機器室全景。北海道らしくストーブに灯油のドラム缶もありました。そこで疑問です。小幌駅は車道もなく、汽車でしか訪ねることはできません。どうやって灯油を運ぶでしょうか。JRの旅客鉄道営業規則第307条の車内に持ち込むことのできない物品の危険品として「灯油」は含まれています。謎だらけ。
 
 黒電話、流し、奥に畳の和室もありました。小幌駅を有効に利用してもらうため、この部屋を宿泊施設として料金を徴収しておいたほうがいいんじゃないかな。ストーブは火を使うので危険とし、夏季限定のみ素泊まり1人1000円、オプションとして寝袋500円、2食分の食材に炭付きのバーベキューセット2000円が妥当かな。全国の小幌駅ファンが殺到し、なかなか予約の取れない宿になってしまいそう。

 小屋から見える駅全景。

 今度は反対側の上りホーム(長万部方面)へ。

 kitaca(JR北海道の交通系ICカード)のエリアが長万部まで拡張するとしたら、関東圏の無人駅に多い簡易suica改札機みたいな仕様の簡易kitaca改札機を設置する必要あり。利用履歴を出力するときに乗車駅「小幌」と印字されたらかなり奇跡。

 JR北海道仕様の縦型駅名表。稚内でも根室でも1番下の広告は「本場の味サッポロビール」。JR他社の縦型駅名表に比べると北海道はホーロー製なので国鉄っぽい。

JR東日本も国鉄から民営化直後はホーロの枠に総武線なら黄色、中央線ならオレンジ色。しばらくして現行の標準型に置き換わりました。路線ごとのラインカラー付きです。JR東海は両側にオレンジ色のラインに下のところにJRマーク。JR西日本は左側にブルーライン。JR九州はどんなデザインだったかな。

 トンネルからディーゼルの煤がよく出るため、駅名票も真っ黒になります。なぜか、文字のまわりに磨いたような跡が・・・。好きで訪ねてきた方かな?

 鉄板のホームに穴が開いていました。そのまま放置すると踏み外すかもしれない。キケン!!いくら小幌駅が秘境駅だからといってもれっきとした現役の駅です。JR北海道さんよ、安全のため、メンテナンスや補修を忘れずに・・・。お客さんが踏み外し、怪我でもすると大変なことになってしまいます。何かあってからでは遅いです。
 コボロの話長すぎるだけど、ご愛嬌を・・・。
コメント
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