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旧おがさわら丸は19年間(1997年から2016年)の間に7回乗船。2代目デビューしたとたん、船内の新しい香りが消えないうちに乗船。今回の3代目も新しいうちに乗船。2代目の回想。2等和室は、受付順から座席を割り当て。Aデッキは特1等、Bデッキは1等、C~Eデッキは2等和室。今は昼間だとか、日が暮れている時間になったとか、時間の感覚がわかるのは窓がついているA~Cデッキのみ。Dデッキ以降は窓無し。2等和室で窓のあるCデッキにしたければ、朝早く竹芝桟橋に行かなければならないとか、当時はかなり大変だった。
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今の新しいおがさわら丸は前に比べると少し巨大化。7デッキもあります。
7デッキ 特1等のスイートルーム。特1等
6デッキ 1等室
5デッキ 1等室 特2等寝台 窓のない中央部は2等寝台
4デッキ 2等寝台で窓無し。レストランちちじま付近に2等和室
3デッキ 2等和室
2デッキ 2等和室
窓があるのは、5デッキまでで、4デッキから下は窓無し。
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バリアフリーに対応するため、エレベーター付き。
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最上階に行ってみました。ここは7デッキです。外への通路は客室の窓に面しているため、出航1時間後は閉鎖されます。
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東京諸島の船は東海汽船(伊豆諸島各島)、伊豆諸島開発(八丈島-青ヶ島/父島-母島)、小笠原海運の3社で成り立っています。
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東京-父島。3代目は24時間に短縮。1代目は28時間半もかかりました。2代目は25時間半。
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レインボーブリッジの下を潜りました。24時間後は碧い海の父島。
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ここは7デッキの展望ラウンジ、「ははじま」。4デッキのレストランは「ちちじま」。父島、母島の規模を倣っているのか、「ちちじま」は本格的な食事、「ははじま」は軽食。筆談道具持ち歩くの忘れた!と思っても、これがあると助かります。全国の交通系ICカードが使えるので、乗船前にあらかじめチャージしておいたほうが、船内消費に煩わしい小銭を持ち歩かなくて良さそう。ただし、自動販売機(ジュース、お酒、焼きそばやたこ焼き)は現金専用。
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ここで焼きたてのアップルパイ、トースト、ホットケーキもあります。
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6デッキの売店。
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パン、おつまみ、アルコール、ソフトドリンク、カップラーメン、冷凍レトルト食品、アイスクリーム、小笠原のお土産(一部)、雑誌・・・。1番嬉しいのはドリップ式のコーヒーサーバー設置。1杯130円。交通系ICカードでのお支払いもOK!
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4デッキのインフォメーション前にあった案内。今はどのあたりをランプで示してくれるし、各ショップの営業時間なども一目でわかる便利なもの。製造されたのは東京から遠く離れた三菱重工業下関造船所なので、新島と式根島を取り違えて表示してしまったようです。全面作り直すというわけではなく、テプラで修正。
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あおがしま丸と同じメーカーなので、青ヶ島はしっかりと表示されていました。
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おが丸島塩ステーキ。夕食はこれにしよう!!と密かに心の中で決めていましたが、まさか、それが失望するとは思いもしなかった。(詳しくは今度)
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3デッキの2等和室。仕切り板、クッション、布団、枕も付いていました。荷物を置くスペースや、船内でよく使う小物をすぐに取り出せるような引き出し付き。(2代目の2等和室は雑魚寝。毛布は1枚100円で貸し出し、枕も硬くて真四角のものだけど、早いもの勝ち。枕がないときは、タオルを何枚かたたんで枕代わりにするとか。荷物は壁側、中央の棚に収納。小物を取り出すのにあそこへ行かなければならず、少し面倒。世界遺産に登録された2011年以降は、2等和室でもクッション、枕、毛布があらかじめ付くようになった)昔に比べると、住居性もよくなりました。JRのサンライズに例えるとしたら、「のびのび座席」かな。
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私の座席は・・・2等和室のワンランク上、2等寝台。「北斗星」や「あさかぜ」などの24系解放B寝台かな。