新おがさわら丸の過ごし方。
2等和室は昔のような雑魚寝ではなく、仕切られた区画がついていて、マットレスや毛布、ふわふわの柔らかい枕も付いている。立ち歩いて移動できるので、天井の高さはもう十分。ずーっと横になってお気に入りの本を読んでもいいし、和室に備え付けのTVを見ながらぼんやりするのもよし。
2等寝台スタンダードは、昔の寝台特急(ブルートレイン)のB寝台開放型に似ていて、カーテンさえ閉まってしまえば個室になります。JRのB寝台は寝台を使わないときは、下段を座席として利用できますが、新おがまるの2等寝台は座席としては使えない。横になるのみ。カプセルホテルみたいに天井も低い。横になるだけならもう十分なスペースだけど、広い空間を求めるなら、4デッキの談話室か、観光案内の資料が置かれているテーブルと座席付きのコーナーで過ごすしかありません。
2等寝台プレミアム は2等寝台(スタンダード)にテレビが付くだけで、構造はあまり変わらない。
1等スタンダードはビジネスホテルの一室のようで、テレビ、エアコン、ソファー付き。
特1等(デラックス)はお風呂、トイレ、テレビ、冷蔵庫、空気清浄機付。
特1等(スイートルーム)はデラックスに専用ラウンジ(マッサージチェアー、ドリンクサーバー、水素水給水器、専用デッキ付き
私は2等寝台スタンダードなので、7デッキの「ミニカフェははじま」で過ごしたり、自分の寝台でちょい横になり、仮眠。
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アオガシマが私を呼んでいる!?ような気がして、おのずと目が覚め、デッキに出てみました。八丈島の東側を通過中~っ!!
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青ヶ島は左側のはず、目を凝らしてよく見ましたが、なかなか見えません。
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本日の日没時刻18:44。父島は東京より東なので、18:20。
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「あれは!?青ヶ島!?」
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険しい島影、青ヶ島に間違いない。
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2年前の2014年、上陸したばかりですよ~!?肉眼で見えたのは感激!
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感動したのもつかの間、青ヶ島が少しずつ消えてしまいます。
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せっかく見えたというのに素通りとはごめんなさいね~!今度またいつかまた青ヶ島に行きますから!!
青ヶ島って小笠原のような楽しいところってありますか!?って突っ込まれそうですが・・・険しい自然環境が楽しい。それだけです。(笑)本当に何もないところですが、都会の喧騒さを忘れさえてくれるところです。
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夏の、明るい時間帯なら青ヶ島が見えます。その他の季節だと、暗くなってしまい、なかなか見えないかも知れません。
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旧おが丸の写真。おが丸の進行方向と一緒に台風も付いていく航海もありましたが、ケガ人も出たことから、今の新しい「おがまる」は台風が接近すると事前に判明できていれば、安全確保のため欠航となります。とりあえず、昔はすごかった。ずっと昔、還住丸が出る「村営あおがしま丸」も、三宝港の旧堤に波がかぶっていても、無理やり入港。
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JR東日本のびゅう窓口でも、おが丸のチケットは買えます。船内消費にスイカも使えるし、JRと深い関わりもあるんですね。チケットは「JRマーク」にE地紋!?