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いくつかの改名歴を持つ駅

2022-05-26 00:00:41 | 2021_年末_九州・山陰・伯備


 まもなく出雲神西駅に到着します。右側にJR西日本米子支社の後藤車両所が見えます。国鉄時代、DD51ディーゼル機関車に「後藤」と書かれた札が差し込まれ、「関」なら下関だとわかるけど、後藤ってどこなんだ?と長年も疑問を抱いていたことも。今だったら、スマホで「後藤 DD51 どこ?」と検索にかけるだけですぐ答えが見られます。便利な時代になりました。

 もともとは後藤車両所の最寄り駅として、「神西」駅が1982(昭和57)年に開業。島根県内で新しい駅。
1990(平成2)年、大社線が廃線に伴い、出雲大社を冠する駅名が無くなってしまいました・出雲の知名度が廃れては困ると観光振興の一環として「出雲大社口」駅に1993(平成5)年改名。出雲大社口という駅名なので、出雲大社の最寄り駅と間違われ、この駅に降りていく方が多く、苦情も多かったそうだ。それで1999(平成11)年に今の駅名に改名。
 駅名を変えると、駅名票だけではなく、マルスシステムの改修、運賃表の差し替え、いろいろな費用がかかり、2500万円。そのうち半分の1200万円が地元の出雲市が負担。駅名を変えるだけでも莫大な費用がかかるので、例えば、市の中心駅を市の名前に改名したいと思っても、市がなかなか切り出せないのはそのような事情もあります。

 出雲神西を出ると、近くの後藤車両所に電車が入線できるように架線が張られます。

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