2016(平成28)年3月、北海道新幹線開業に伴い、在来線は経営分離。沿線の自治体(函館市、北斗市、木古内町)の出費により、第三セクターの「道南いさりび鉄道株式会社」に引き継ぎ。ディーゼルカーのキハ40や駅の設備などはJR北海道からそのまま譲渡されました。
向こう側にみどりの窓口があったんですけど、現在は撤去され、きれいにリフォームされています。
いさりび鉄道といっても、昔懐かしい国鉄色を採択。
もともとキハ40はタラコ色でデビューしているはずだけど、国鉄急行のキハ28や58を模した塗色。
外へ出てみます。
「北海道最南端の駅 木古内駅」。JR北海道の駅としての最南端は青森県内にある「奥津軽いまべつ駅」だけど、北の大地にある駅はここが最南端。青函トンネルが開通した直後は道内最南端の「吉岡海底駅」、トンネルを抜けて最初の駅は「知内駅」だったけれど、現在は両方とも廃止。知内駅は信号場に格下げされました。
いさりび鉄道側の駅舎。ちょっと奥に旧木古内駅の三角駅舎が見えるんですけど、建て増し。
8月21日土曜日。本日も「あおがしま丸」は通常通り出航します。9時30分に出航して、3時間後の12時30分に入港。本日は貨物兼用便なので1時間後の13時30分、八丈島へ折り返します。
JR東海に入ってから最初の駅、宮木。辰野からわずか1.1キロ地点。ここはもともと明治時代に開業した伊那電気鉄道なので、駅と駅の間が大都市圏並みに短い。(ちなみに東京山手線の駅間距離は平均1.1~2キロ)
JR東海の駅名票は市町村名入りなので、とてもわかりやすい。
特別機動改札隊の車掌さんが下車客のきっぷを回収したり、定期券を目視で確認。そのとき・・・・
やべぇな、の表情で車掌さんを通り抜けようとしたとき、「おきゃくさま!おきゃくさま!」と発作的にディフェンダー。
切羽詰まる状態で何か、きっぷの代わりになれるもの・・・・とお財布から普通のペンギン柄スイカを取り出し、提示。その様子を見た私は「ふっ」と笑いをこらえてしまった。発車を遅らせてはまずい!ともう1人の車掌さんが駆けつけ、携行POS端末で2名様分の乗車券を発券。運賃早見表を見て徴収すればいいのに、律儀にPOS端末を操作。端末から出たレシート形式の乗車券は赤っぽい。車内で発行するものはほとんどオレンジ色のはずだけど、様式が赤色に変わったのかな。まるで道路交通法違反の赤切符のようだけど、今日みたいに特別機動改札隊が乗ってこなくても今度からちゃんと目的地までのきっぷを買いましょうよ。
次は伊那新町駅。ここでも同じく辰野町内にあります。電車の運転席横に2名の改札隊、後ろにも2名なので、どちらか出口に近いほうが出番。発車前の確認もするので、運転士さんは運転のみ専念できる。
羽場駅。
相対式ホームで2線2面。
8月7日土曜日。台風が接近してくるのに、ほんの一瞬のみ夏らしい表情。飯田線の旅は始まったばかり、終点豊橋までは長期連載となりそうです。各駅に停まるたびに改札隊がせわしく動き回り、お仕事っぷりを拝見。中央線や常磐線の特急に今回のような特別機動改札隊は必要なんですよ。本当に。蓋を開ければ、特急券のみで乗車券は中間無札や青春18きっぷ(普通列車乗り放題、特急は不可)のキセラーがうじゃうじゃいるかも知れないので、厳しく取り締まって欲しい。
昨年(2020年)8月の都内における中国ウイルス感染者は1日平均300人程度なのに、今は桁違いになっています。連日のように4千や5千人。全国各地で過去最多の数字が出ましたと相次ぐニュース。バイデン大統領の指示により、中国ウイルスの発生源を突き止める報告書は8月24日が期限。中国は必死に隠蔽工作をしているようだけど、アメリカではいろいろ分析し、証拠を集めるのに成功しているので、今後の動きに注目。
いさりび鉄道の木古内駅ホームから見た、新幹線駅舎。工事中だった頃は骨組みだったのに、今はもう立派な駅舎に。
ワンマンと表示されていますが、女性の車掌さんが乗務。運転士さん横の運賃箱のところで収受。記念に持ち帰ってもよろしいんでしょうかと話しかけ、記念にお持ち帰り。ほとんどの乗客は五稜郭から木古内まで1日乗り放題のフリーきっぷのほうが安いので、紙のきっぷを提示したり、スマホの画面を見せたり・・・。あとで調べてみたら、スマートフォンでも1日ふりーきっぷを購入することができ、画面がきっぷ代わりに使えるとのこと。
旧江差方面のホームにつながる階段。江差駅に向かうときにこの階段を通りました。懐かしいです。
改札口方面。
昔は真ん中あたりに長いホームがあったはずだけど、今はもうすっかり跡形無くなっています。それでも線路を残しているのはJR貨物が利用中。青函トンネルの線路は新幹線用の1435ミリと在来線の1067ミリの三線軌条。架線は新幹線用の交流2500Vに切り上げられたため、新幹線開通前に使われていた青函トンネル用のED79型の電気機関車は使えず。現在は交流2000Vや2500Vどちらも対応なEH800形が貨物を牽引。
旧江差線時代は、みどりの窓口があって改札もやっていた。現在はいさりび鉄道に移管し、「みどりの窓口」は新幹線改札前に移転。
待合室では旧江差線時代に使われていた現物などを展示。まだまだ続きます。
8月19日木曜日。本日は芝浦積み荷作業のため、お休みです。9月10日(金)から25日(土)までに予定されている、あおがしま丸ドック入りの間に代走船の「ゆり丸」が就航します。
当初、
8時30分発→12時到着 12時50分(または13時20分)発→16時20分(または16時50分)の予定が組まれていましたが、訂正が入りました。東京から接続がスムーズに出来るように
9時30分発13時到着 13時50分(または14時20分)発→17時20分(または17時50分)に変更されました。
9時30分にしたほうが東京からの荷物がその場で「ゆり丸」に積み替えをするので、お届けもそれまでと同じスピードになります。
(青ヶ島での配達はプラス1時間から2時間程度遅くなります)
今回の訂正で青ヶ島行きは八丈島で滞在する必要はなく、そのままダイレクトにアクセスできますが、逆に青ヶ島から東京行きは中国ウイルスの影響により、17時30分発のANA最終便は欠航が決まっています。それで1日八丈島で滞在する必要があります。
ここまではJR東日本長野支社の長野運輸区。ここからはJR東海の東海鉄道事業本部(本社直轄)伊那松島運輸区。
ワンマンのはずなのに、車掌さん2人が乗り込み。私が乗ったのは2両編成のうち、2両目の車両。後になって知りましたが、1両目の運転席に2人の車掌さんなので、なんと4人体制。飯田線はほとんど無人駅が多く、しかも駅と駅の間がとても短く、特別機動改札隊じゃないですかと直感的に。
向かいの電車は辰野支線の塩尻行き。駅名票もここからJR東海ですとオレンジ色ではっきり表示。
ほぼ同時に発車し、ここで分岐。しばらくしたら小野川の鉄橋を渡りますが、この間の大雨で損傷を受けているので、しばらく運休です。次は、宮木駅。
8月18日水曜日。千葉では1週間ぶりの晴天です。その他の地域ではまだ雨が降っている地域が多いみたいですが・・・。本日の船は昨日に続き、就航が決定されました。明日は芝浦積み荷作業のため、お休みです。
コロリンピックを強制的に開催した影響で全国的に制御不能。感染者の数がすさまじくなっています。鉄道や飛行機、高速道路が動いている限りは外出自粛を要請されても応じられるはずがありません。高校野球も中国にやられてしまって、せっかく宮城県、宮崎県代表として甲子園まで進出したのに辞退するチームが・・・。検査で陰性と出ても、突然陽性になるケースがあること。
終点、木古内駅。北海道新幹線開業にともない、並行する江差線はJR北海道から第三セクターのいさりび鉄道に移管。青函トンネルが開通される前はシンプルに函館から江差までの単線非電化。青函トンネルの線路が木古内まで連結すると、函館まで架線を取り付け。木古内から江差方面は電化する必要はなく、非電化のままでした。
北海道新幹線開業前に函館や青森方面の江差線ホームがあそこにあったはずだけど、今はもうすっかり撤去されています。真ん中をよく見たら・・・
ど根性のふきのとう。線路のバラストから生えてくるなんて・・・。
JR北海道時代からそのまま使われているのであろう駅名票に「いさりび鉄道」様式に変更。
旧江差方面は非電化なので、ホームはそのまま残して、左側のホームは撤去。右側は立派な新幹線の駅舎が建っています。
8月17日火曜日。8月12日(木)頃からずーっと梅雨みたいに雨続き。8月に入ってから猛暑続きだったのに、最近は急に20度くらいまで下がっています。中国ウイルスの緊急事態宣言は9月12日まで再延長されました。(当初は8月21日まで、8月31日までに延長、また9月12日まで延長)、まん延防止等重点措置も10県追加。さて、本日の船なんですが、就航が決定されています。4日ぶりに船が来ます。
車両はJR東海だけど、ここから辰野まではJR東日本。JR東海さんが他社に越境乗務することはないので、9.5キロ先の辰野で乗務員交替。JR東海が車両をJR東日本に貸し出す代わりに、JR東日本の車両を飯田まで乗り入れることもあります。それで賃貸料を相互精算。
飯田線はもともと地元住民の利便性を考え、4社の私鉄としておよそ100年以上前に開業したため、大都市圏の駅間距離みたいにとても短いです。
今日のランチは東京駅の駅弁コーナーで購入。全国各地から仕入れているようだけど、今回は甲信越方面なので・・・
小淵沢駅弁を購入。
岡谷駅を出発した時点で・・・
駅弁を開けて、ランチタイム。
川岸駅停車。飯田方面に向かって右側の座席だったので、駅本屋側の様子を撮らなかったんですけど、駅前には多くの住宅。この1週間後、甚大な災害が起こるとは夢にも思いませんでした。
次はJR東日本としての最後の駅になる辰野駅。電車はそのままJR東海の飯田線に直通します。
8月16日月曜日。本日は海上状況不良のため、欠航となりました。1週間前に通った中央本線辰野支線(岡谷駅で本線から分岐し、辰野駅を経て塩尻駅で再び本線に交流)は大雨により、現在も運休中。特に川岸駅前の住宅に土砂崩れがあり、甚大な災害が起きました。辰野駅から飯田線に分岐して最初の駅、宮木駅までの間にある小野川に架かっている鉄橋も川の水圧により曲がっているので、当分の間運休。伊那松島から豊橋間は倒木や落石はなく、運行に支障は出ておらず、多少の遅れを発生しつつも運行中。
まもなく泉沢駅。いさりび鉄道はほとんど海岸沿いを走行。JR時代の旧江差線時代は深夜や早朝時間帯に何度も通過していたんですけど、こんなにゆっくりと景色を見られたのは初めて。
駅名票。
縦型駅名票はJR時代のまま取り残されていました。
次は札苅駅。さつかり の文字を見ただけで「お札を狩る」を連想。
今はもう廃線となってしまった札沼線の於札内駅も、読みは「おさつない」。お札無いと読めて、財布の中のお札はもうすっからんという状態。「札内」(さつない)駅は今も現役。帯広駅の1つ隣にあり、所属する路線名は根室本線。
1つ前の泉沢駅に似ていますが、縦型駅名票は撤去されていました。
次はもう終点、木古内駅。
JR東海さんの公式ツイッターの画面より。辰野から伊那松島間の距離は8.6キロ。伊那松島から豊橋間は始発から運転を行いますが、一部の列車に運休が発生しますとのこと。この情報だけだと秘境駅が続く天竜峡から水窪間は落石や倒木もなく、無事だったのかちょっと不明。
地図で調べてみたところ、小野川。溢れた川に流されそうになりつつも、持ちこたえられましたが、線路が曲がっている様子が見えます。
中国ウイルスのせいで季節を感じさせるような「旅」らしいものはしばらくしていなかったため、この風景を見て「夏」だな。あれから1週間後の今はもう梅雨みたい雨続き・・・。
甲府を出ると、次は小淵沢駅に停車。2年前の令和元年。下関で開かれた同窓会の帰りに氷見線、小海線を消化するため、新大阪でサンダーバード号に乗りかえて、北陸方面へ。氷見線を片付いて、富山で一泊。翌日は新幹線で上田。そこからしなの鉄道で小海線の始発、小諸まで。小諸から小淵沢まで全線乗り通して、小淵沢から特急で帰京。2019年8月だったので、中国ウイルスがなかった頃。マスク無しで思うように自由気ままに行動出来ていた頃がなつかしい。およそ1年で収束できるだろうと思っていたんですけど、今日も東京都5094名、千葉県1272名。今年の年賀状は「君」の漢字を分解するとコロナと読めるので、君津から後免ゆきの乗車券。「コロナはもう後免です」という意味を込めて。来年の年賀状もまたコロナに関する乗車券になるんですかね。もう2年も続けるのは勘弁ですけど。
小淵沢を出ると、間もなく長野県入り。長野県に接している都道府県は山梨県、埼玉県、群馬県、静岡県、愛知県、新潟県、富山県、岐阜県の8県は日本一。同一都道府県内にJR3社(東日本、東海、西日本)を抱えているところも長野県が唯一。大糸線の始発は新潟県の糸魚川駅。長野県の南小谷駅までがJR西日本管内。北陸新幹線も飯山から長野間はJR東日本だけど、乗務員はJR西日本が越境乗務し、長野で交替。長野県に入って最初の停車駅は茅野。
もともと高崎線で活躍していた電車だけど、新しいE231系を量産されると、古いものは房総半島に転勤。房総半島で活躍していたのはかなり短く、今度は長野に転勤。今の房総半島はワンマン運転も可能は真新しいE131系の導入が進んでおり、古い209系はどうなるか気になるところ。廃車せず、他のところに転勤するかどうか不明。
上諏訪駅。茅野駅、上諏訪駅、下諏訪駅、岡谷駅。特急なのに、4駅続けて各駅停車。
下諏訪駅。普通列車と同じく各駅に停まっていますが、列車が特急なので、特急券は必要です。どうせ検札は来ないからと「サツマノカミ」の輩もいるかも知れない。JR西日本みたいに乗ってきたお客さんの特徴を覚え、ロックオンして厳しく検札したほうがよろしい。JR東日本は寛大しすぎる、ナメられているんですよ。
まもなく岡谷駅。
都内の中央線で多少遅れはありましたが、甲府で遅れを取り戻し、12時19分。時刻表とおりに到着。今度は飯田線に乗りかえです。飯田線といっても、辰野からだけど便宜をはかるため岡谷までJR東海の車両が乗り入れ。
0番線 天竜峡行き。小さくて見えないかも知れませんが、「ワンマン」表示。それなのに、JR東海管内の辰野から4人もの特別機動改札隊が乗り込み、目玉が飛び出すほど。飯田線は駅と駅の間が短く、せわしく動き回る改札隊の仕事っぷりを拝見。検札をせず、赤いランプの座席に客がいても見て見ぬふりをするJR東日本の中央線や常磐線の特急にも東海の機動改札隊員を越境乗務させたい。