杜撰なサービサーです。時価約1800万の自宅不動産に4000万の担保がついて居ます。
これを競売申請したのです。
勿論開始決定は裁可されました。
さあ、債務者は大慌て。知り合いの不動産業者に聞いても自宅は取られるのは間違いないと
云われ、 何とか助かる道はないかと私のところに相談にきました。
事情をよく聴くと、間違いなく無剰余です。
でも。一番の銀行は返済はきちんとしているから競売の意志など有りません。
2番の知り合いは、何年も前に違う事情で借金をして返せなくなったもの。それでも1300万有ります。
これを競売すれば、サービサーは1番と2番に全額返済しないとなりません。自分に配当など思いもかけません。無剰余です。何回もブログにも書きました。
だから絶対に裁判所が競売取消の勧告をサービサーにするから安心して居なさい。
債務者は非常に不安がったですが、結果として1ヵ月半くらいでその勧告が出ました。
普通だったらここで終わります。
このサービサーの担当者、相当な経費までかけて申請した訴訟がふいになって相当な損害を被ったみたいです。
「まず、これを、これを弁済しなさい。
そして裁判所が取り下げろと言っているが、当社は競売を直ちに実行しなくて、今のまま で保留をします。したがって競売決定は生きて居ます。
それに、何といっても、やっぱりあなたは支払い義務があります。
この債務を払ってください。
さもないと、家財を含めて、めちゃめちゃの差し押さえをします。」
と難癖をつけてきたのです。
気の弱い債務者は顔面蒼白。
「放っておきなさい。差し押さえをする物なんてあなたにはない。
貴方にとって大切な家財も差し押さえ価値は0だ。」
何とか言われるとおっり頑張った。でもサービサーはしつっこかった。
しかしそれから約1ヵ月半経って、裁判所からまた1通の書類が届きました。
サービサーに競売の手続きを取り消すと言う「決定」と言うタイトルの書類です。
「競売をしても売れるとあなたは大変な損をする。取り下げなさいと通知したが
その返事が期限までにない。よって裁判所が決定をし、この競売を取り下げる。」
一寸間が空き過ぎた感が有りますが、もうサービサーの言う自宅の差し押さえは有りません。
それに家財の差し押さえなど、相手は経費倒れになることも確実です。
「払いたくないから払わないと違います。
全額払いたいです。ところが生活にも事欠く者、一寸でも払いません。
払えるようになったら、私から連絡します。
それまで待ってください。
貴方が来て、仕事の邪魔をすればするほど返せなくなります。
解って下さい。」
今のところ、あのくどいサービサーの足は止まって居ます。