かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

格差

2006-07-19 | 事例
景気は良くなって来て居ると皆が言うけれど。
確かに売上げが昨年より大幅に減ったと言う声は無くなった。
銀行が貸してくれないと言う声も減った。

しかし、しかし なぜ興信所の統計にも載らないような零細企業の会社整理や廃業は
無くならないでしょうか。

決算書だけで判定され、決算書が黒字ならば、先ずお金が借りられる。
其れも此方が頼まなくても、銀行が借りて下さいと頼んでくる。
肝心のお金の事が心配なくなったから、営業に精出せる。売上げも前期以上の数字は出せる見通しがついた。また、今後の種もまく事が出来る様になった。
まだ増員とまでは行かないが、出来るようになるのは、時間の問題でしょう。

しかし赤字企業は惨め。
リストラも限界。融資なんて言葉は忘れたよ。手形を割ってもらえるだけ良しと
しなければならない。
お金の事が借りで、売上げなんて二の次。
悪い方に巡回が始まり、格差が広がっていくだけ。
こんな企業の方が黒字企業より遥かに多いと思う。

企業に差がついてきたが、業種でもそうだと。
悪いのは、業界ごと消えてしまったものもあるよ。
友禅なんて今は、何処が作っているの。
印刷屋って看板、最近見た事が有りますか。
かっての炭鉱がそうでえあったように、今消えていく業種が一杯あるさ。
此れが構造革命というのかしら。

官庁の入札土建屋などこれからどうなるか早く答えを出さないと、其れこそ業界が無くなって1部の業者しか残らなくなるよ。
談合、確かに不透明では有るが、業界を守ってきた。今後は特定の者しか入札でええ落とすことは難しくなる。格差は広がるばかりさ。

実力か運か解からないが、格差はついていく一方。
それを認めついていく今の社会。
金持ち優遇も叫ばれて居るが
どうしてもそんな社会が好きになれない。