破綻寸前の方が相談に見えます。
破綻とはどんなことかを説明し、今後の対策をアドバイスします。
何も解らないだろうと思って、やさしく丁寧に説明しますと、うなずきながら聞いています。
説明し終わって「さあ頑張ってください。」と激励しますと「それで、私は今からどうすれば良いでしょうか。」と云う質問が戻ってくることも珍しくありません。
こちらはやるべきことを順序立てて話したのにと、思いつつもう1度説明をします。
結果は同じことです。こちらの説明は何一つ解っていないのです。
いや説明を受け付けようとして居ないのです。
自分の期待することと違う、不利のことを云われたので、説明を受け付けない相談者が多いです。
「債権者に責められる。担保を失う。差押さえまで覚悟をしなければならない。」
と云うような、自分が嫌だと思っていることは何回説明されても、受け付けないのです。
ですから説明を受けている時は「もっと良い方法がある筈だ」と頭の中は凝り固まっています。自分が都合の悪いことは頭に残らず、自分に都合のよいところだけは、前後の話に関係なく覚えて居ます。
どんな結末になればよいか自分でも答えられません。
会社整理をすると何か自分に大きな不利になることが起こりそうだと云うことだけは解っています。
然し何が起こるか解らず、それを知りたいのですが、自分に都合の良いことを云ってくれる人を探しています。
たとえば「自宅は取られなくて済みますよ。」と云う人、「仕事は今まで通りできます。」と云ってくれる人を探しているのです。
自分が望むものとは何かと云うことに対しては、確固たる考えが無く、人が言ってくれる都合の良い事だけを集めたのが自分の目的になります。
こうした相談者は、相談員を探して梯子をします。
弁護士のところに行き、自己破産を薦められ、それが嫌でコンサルタントのところに行くと、自分が主体となってやる任意整理を薦められました。
それも債権者に責められそうだから、また他のコンサルタントを尋ねます。
結局何もしないうちにXデェイを迎えます。
自分では何も解らず、もっと良い方法がある筈だとあちこち駆け回っている人は
結局上手く整理が出来ない様子です。
時間にも追われていますから、専門家の意見は2-3人聞けば十分と思います。
そして直ぐに行動を起こすことが大切です。
会社破綻で、自分は安泰のアドバイスを求めていても、なかなかありません。
無いのが普通でしょう。
笑って債権を放棄してくれる債権者などありません。
こんな人に取り入るのが上手い相談員も居ります。
出来るだけ相談者の気にいるようなことを云って取り入り、その間に相談者の気持を変えさせようとします。
変わればよいですが、変わらない時は破綻前に相談員は相談者から離れます。
専門家の意見を聞いて、早くから自分で目的を定め、対応する人は会社整理も上手くいきますが、自分の気に要る意見を述べる人を待って居ては、救いは来ないと思っています。
破綻とはどんなことかを説明し、今後の対策をアドバイスします。
何も解らないだろうと思って、やさしく丁寧に説明しますと、うなずきながら聞いています。
説明し終わって「さあ頑張ってください。」と激励しますと「それで、私は今からどうすれば良いでしょうか。」と云う質問が戻ってくることも珍しくありません。
こちらはやるべきことを順序立てて話したのにと、思いつつもう1度説明をします。
結果は同じことです。こちらの説明は何一つ解っていないのです。
いや説明を受け付けようとして居ないのです。
自分の期待することと違う、不利のことを云われたので、説明を受け付けない相談者が多いです。
「債権者に責められる。担保を失う。差押さえまで覚悟をしなければならない。」
と云うような、自分が嫌だと思っていることは何回説明されても、受け付けないのです。
ですから説明を受けている時は「もっと良い方法がある筈だ」と頭の中は凝り固まっています。自分が都合の悪いことは頭に残らず、自分に都合のよいところだけは、前後の話に関係なく覚えて居ます。
どんな結末になればよいか自分でも答えられません。
会社整理をすると何か自分に大きな不利になることが起こりそうだと云うことだけは解っています。
然し何が起こるか解らず、それを知りたいのですが、自分に都合の良いことを云ってくれる人を探しています。
たとえば「自宅は取られなくて済みますよ。」と云う人、「仕事は今まで通りできます。」と云ってくれる人を探しているのです。
自分が望むものとは何かと云うことに対しては、確固たる考えが無く、人が言ってくれる都合の良い事だけを集めたのが自分の目的になります。
こうした相談者は、相談員を探して梯子をします。
弁護士のところに行き、自己破産を薦められ、それが嫌でコンサルタントのところに行くと、自分が主体となってやる任意整理を薦められました。
それも債権者に責められそうだから、また他のコンサルタントを尋ねます。
結局何もしないうちにXデェイを迎えます。
自分では何も解らず、もっと良い方法がある筈だとあちこち駆け回っている人は
結局上手く整理が出来ない様子です。
時間にも追われていますから、専門家の意見は2-3人聞けば十分と思います。
そして直ぐに行動を起こすことが大切です。
会社破綻で、自分は安泰のアドバイスを求めていても、なかなかありません。
無いのが普通でしょう。
笑って債権を放棄してくれる債権者などありません。
こんな人に取り入るのが上手い相談員も居ります。
出来るだけ相談者の気にいるようなことを云って取り入り、その間に相談者の気持を変えさせようとします。
変わればよいですが、変わらない時は破綻前に相談員は相談者から離れます。
専門家の意見を聞いて、早くから自分で目的を定め、対応する人は会社整理も上手くいきますが、自分の気に要る意見を述べる人を待って居ては、救いは来ないと思っています。