かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

再生のための相談費用

2009-09-15 | 事例
「会社再生には先ず会社の内容を調べなければいけない。
 其れと悪い点があれば指導して矯正も必要でしょう。
 顧問契約が必要です。そう言われて専門家が入ったのです。
 6ヶ月で800万かかりました。しかし、それでも再生は駄目でした。
 県がやって居る中小企業の再生だからこんなことは無いと思ったのですが。」
もうさばさばした顔で、打ち明けた人が居ます。
会社再生である機関に依頼したが調査といわれて800万取られただけだ。
肝心の再生は大手2行がどうしても債権放棄を言明せずに流れたと言うのです。

しかし、この会社はその後ある人の指導で自分で第2会社を造り今は、
立派に生計を立てております。其の謝礼は10万以下と云って居ました。

「会社分割と云う手法のようです。会社を分割して二つにして、
 新しい方に指定業者の資格を移したのです。旧債務は全部元の会社が、
 引き受けたのですが、今も若干返済を続けて居ります。そうしないと
 分割しても債権者が認めないですって。やがて返済は止める方針です。
 そうすると借金からは完全に逃れます。こうなるのに400万かかりました。
 登記とか、官報に掲載とか、手続きが大変らしいです。でも手数より、
 借金が切れたというのがこの費用でしょう。まあ、此れで400万とは
 一寸高いですが仕方無いというところでしょうね。」
土建業者が入札資格を引き継ぐために会社分割をしたみたいです。

「再生法って何故あんなに高いのですか。
 申請時に私は900万払っています。其れが1年2ヶ月で漸く申請が
 降りました。その時、後300万払うよう請求がありました。
 何のために費用かわかりません。永い期間が、懸かったからでしょうかね。」
高いお金で再生法が認可されたと言っても、其れまでに会社資産や
個人資産まで徹底的に洗われて、取られています。
其の上少なからずの追加費用です。
さんざん調べて居るのにまだお金があると思って居るのでしょうか。
何処からひねり出せばよいでしょうか。それに再生法が今認可されても
証文の出し遅れ、過っての商売上の顔が利くのでしょうか。
さりとて再生法を止めれば破産になります。罪な法律です。

破産の時に弁護士や管財人に払う高い費用は、結局は債権者の配当が
そちらに回るのです。でも債務者から出るお金は、変わりませんから
まだ良いです。が。再生の時の相談費用は違います。
文字通り再生者の再生費用から出るのです。

世間で悪質と騒がれたSFCGの大島社長が云っていました。
「お金と云うものは貧乏人からの方が金持ちから取るより、
 はるかに取り易い。金儲けには貧乏人を狙え。」
会社を整理し再生を図るような人は、兎に角再生する事が絶対の条件です。
「この費用、高いと思いませんか。」
「だって払わなければ結果的には儂は首を括らねばならないよ。」
高いと思っても命と引き換えに払うようなものです。

他に社員の首を切り、月に40万づつ顧問料を払う人も居ります。
実務がこんなに高い筈が有りません。

「知能を売っているんだ。」と説明しております。
そして高い顧問料についても「顧問契約は保険と同じさ。」と嘯いております。
しかしいざと云う時、一体何%の顧問が急場を救ってくれるでしょうか。

私は、良く皆さんに説明します。
「再生するのは皆さん自身ですよ。其の手続きに再生より難しいものは
 有りません。是非ご自分でやりましょう。登記関係などは専門家に
 頼めばよいのです。費用など僅かなものです。其れより自分が、
 やることによってより一層それに対する理解が深まります。
 はるかに成功の度合いが大きくなりますよ。
 アドバイスでしたら知って居ることは幾らでもやって差しあげます。」

再生はどうしてもやらねばなりません。
其の人たちに「なんだかわからないが高いね。」
そんな言葉を吐かせない様にしたいものです。 





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