かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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きつくなる一方の保証協会

2013-11-09 | 事例
「一括でなくても良い。5-6回の分割で良いから1年以内くらいに払って下さい。
 どうしても月1万以上は無理の場合、自宅を担保に入れてください。」
「自宅って言った全部が私の名義では有りません。15%は主人の物です。」
「ええ、解かって居ります。そこでご主人にも担保提供者になって頂くように貴女から
 もお願いしてください。」

「私の家、まだローンの方が遥かに多いですから担保に入れても仕方無いですが。」
「それでも結構です。」
「私はローン中でも自宅が有ります。無い人ならばどうなりますか。」
「そりゃあ貴女、無い物は無い。どうしようも有りませんね。その時の話し合いです。」

此の前来た時、ローンの条件も提出しました。
このままローンを払えば、2-3年後から担保価値が出て来ます。以後は大きくなって行くだです。
保証協会は其れを見込んでいます。

夫の会社がうまく行って居ないらしい。其れならば助けてやろうと起業したケーキ屋。
それでも4年近く続きました。夫の助けが大きかったです。
保証協会からも1000万借りました。
どうしても回らなくなりました。800万の借入残が代位弁済でした。

担保にも入れない。1年くらいの分割支払いも出来ない時は「法的手段に踏み切るかも」と云いました。
後で人に聞くと、おそらく仮差にして何年も放っておくだろう。担保価値が出たところで
競売だろうと云う事らしいです。
そうなっても構わない。引っ越せばとも考えますが、ローンと家賃の比較、等考えれば
此処に住み続けるのが一番です。

担保に入れました。
でも無剰余の物件の担保要求。以前の保証協会は此処までの強硬姿勢は持っていませんでした。
変ってきた事をつくづく感じます。

では無担保だったらどうなったでしょうか。実例が有ります。
夫が急逝し、豪華なマンションがそのまま彼女の名義です。
独り身の寂しさからか、つい男と出来て、あげく 保証協会の900万の保証人になりました。
間もなく男は消えました。保証協会の残は850万でした。

最初は月、2万の返済でした。此のまま続けばよかったですが、2年目から急に保証協会の態度が変わりました。
「月2万では遅延損害金もあるから、増えていく一方だ。貴女には資産がある。之を処分して一括で払え。」
「出来ません。住むところガなくなります。」
「何でも良いから一括で払ってください。立派な資産は有りますし、場所柄直ぐにお金になりますよ。」

此の話が出始めた時、保証協会は此のマンションに仮差をかけてきたのです。
その後の話がうまく進まないと見るや、保証協会は支払訴訟をかけてきました。
仮差を本指しに切り替え、競売が目的でしょう。

此の間、彼女は男を探しました。両親にはお金が有りそうなことを言っていました。
保証協会に探し出すまで待ってくれと頼みました。
「男の住所は此方で解かっています。でも取れないと判断しました。
 保証人に請求しても法はよい事になって今ます。
 男の住所は解かって居りますが、個人情報にも引っ掛かりますから教える事は出来ません。」
許される言葉でしょうか。
「早く売りましょう。そうしないと、全部遅延損害金に化けて、貴女の取り分はなくなり
 ますよ。」
女を苛めて楽しんでいる画が浮かびます。
担保を売る時は遅延損害金の回収まで計算しています。

それにしても債務者を知りながら保証人に告げず、保証人から回収する態度、
法にさえ抵触していなければ構わないという態度、放っておいてよいものでしょうか。
政治家は何故問題にしないのでしょうか。

又保証協会は売却するにも口を出してきます。
時価8000万の自宅、ローン残が3,000万、銀行担保が2000万、3,000万ほど余りそうです。
自宅を売却、会社の資金に回したい。彼は直ぐに不動産屋に売却を依頼しました。
ところが事後相談をされたGから、「待った」がかかりました。
「銀行の借金は1億ある。2000万だけが担保だ。此の担保を外さないと物件は売れない。
 だから銀行には必ず事前に売却がわかります。
 其の銀行から1億借りて居る。銀行は余った金を返せと主張し、担保解除は簡単にしない。」
これがGの趣旨です。
「自分の不動産が使えないのか。」それでも彼は銀行に当りました。
話し合いの席上では銀行はよいと云う口ぶりでした。
「これは全部保証協会さんの保証付ですから、正式には保証協会さんに当たった後にして下さい。」
保証協会の返事はNOでした。
担保でなくても担保同然の土地、此方に払って頂かないと困ります。

唯悲劇はこれで終りません。
売るのはやめたという彼に担保要求をしてきたのです。
しないと子度は仮差です。
このまま放っておくか、または裁判で本差押に変えるでしょう。

借金回収に情を持っては出来ません。
それは解かります。
しかし担保でないものは少しは債務者の権利を認めないでしょうか。
15%の遅延損害金を回収しようと躍起ですがこれは行き過ぎでしょう。
サービサーだってやりません

昔、本で読んだ高利貸の回収。
今一番ひどいのが、半官僚的の保証協会ではないでしょうか。


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11月8日(金)のつぶやき

2013-11-09 | 事例


電話相談、最初から住所氏名を名乗る人と、どうしても名乗らない人が居る。
其れによって此方の態度は変えないが、概して名乗らない人は比較的簡単な内容だが、
本人は物凄く悩んでいる様子が窺える。隠すって神経を使う。
名乗る人の方が相談も壷に嵌り明るい。やはり人間って隠し事は駄目らしい。