かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

生き残る会社

2015-12-13 | 雑感
1通のメールを頂きました。
「生き残っています。」冒頭の言葉です。
今年の5月、「7月には営業停止です。準備はすっかりできました。これが最後のメールになると思います。お願いですから、これを最後として、もう、私には連絡はしないでください。」
確かに資金繰りから見ると即時潰れてもおかしくない会社です。整理のためにもう2月店は開いて居よう。というのでした。

「潰れれると覚悟したら恐ろしいものはなくなりました。気も何か楽になりました。
 これだったら、まだ店は潰さないでいける。
 若干周りに迷惑をかけるが、もう少し続けよう。」
と割り切ったら今日まで持っちゃったと書いています。

私は、経営者の気持ち一つで企業は潰れないと信じています。
「どんなことをしても俺は会社を守るよ。」と経営者だ固い信念の会社は奇妙に生き残ります。
しかし、一方では、保証協会には代位弁済に成ったり、サービサーには1回30か所くらいの差押さえを2度3度行われています。それでも平然と店は開いて居るのです。

興信所の倒産の範疇には十分入りますが当人は営業を続けている限り倒産ではないという感覚で営業を続けています。

こんな中小企業はいくらもあります。
強引にすべての負債を相手も承諾に関わらず棚上げをして、企業を続かしているのです。
その報復は平然と受けています。

「それでも倒産ではない。営業をやっているのだから。そしてチャンスを待つのさ。」
そんな会社に金融業者がまた集まってくる場合もあります。

経営者の意志だけです。他人にどう批判されても閉店にしないという意気込みだけです。

何をするにもまず自分の意志さえはっきりさせていること。それが最も重要なこと
と思います。

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