昨日、男の子が二人、どたどたと入って来て、いきなり虫かごの中の虫を見せてくれました。
もって来てくれた子ども達は、「おけら」だといっていました。そして“おかさん”も何となくこれは「オケラ」だろうと思いました。
さっそく、学舎にある図鑑を使って調べてみました。
結果は、子ども達の推測どおり、「ケラ」でした。俗称オケラと呼ばれているやつです。
何故かこの姿に見覚えがありました。↑
久々に登場した図鑑。みんなで覗き込んで調べました。↑
図鑑によると前足がモグラのように土を掘るのに適した形になっているとのことでした。↑
放課後、その走光性を調べるため8畳間で懐中電灯を使って実験してみました。
図鑑に書かれているように、走光性はかなり見られましたが、100%というわけではありませんでした。ちょっと弱っていたのかもしれません。実験終了後すぐに学舎の庭に逃がしてあげました。
それにしても、“おけら”というと、無一文、すかんぴんとかいって、所持金が全くないことを意味する言葉です。なぜそれが、この螻蛄(おけら)と結び付けられているのかが不思議です。