
こちらも初めてお伺いしました。
京都御所ほど近くにある「御所雲月」。
たしかお手軽ランチをいただけると記憶していたけれど、入ってみると、なんだか趣のある店舗で席はお座敷へ・・・。大丈夫かな、と思ったけれど、メニューをみたら、ありました!
ランチメニューの組膳(¥1200)は、穴子とおろし天丼とお野菜の味噌汁と、焼き肴とおばんざいのセットの2種類。
オーダーしたのは、穴子天丼。 ・・・揚げたての穴子、アツアツです♪ おろしと水菜、そしてたれをお好みで。
お味噌汁は、お豆腐、人参など具だくさん。というより、どっさり。茄子なんてまるごとでした!
さらに、デザートにわらび餅も。

やわらか~。 きなこも美味!
お茶もたっぷりいただいて、あー、大満足♪
このほか、お昼の点心(¥1800)なども。落ち着いた雰囲気で和食をいただけます。
さて、ランチの前に行ってきたのは・・・京都迎賓館

今年7月から予約不要の一般公開が始まったときいて、びっくりして、早速きちゃいました
受付で整理券を配布しているのですが、8月初めの京都は、暑くて観光客も少なめ? そのまま、待ち時間なく中へ!入館料は¥1000です。

入口のドアも、すでに和の美。組みひもをイメージしたデザインだそうですよ。

扉は、樹齢700年のけやきの一枚板。

美しい木目
さすが。

廊下の行燈は、折り紙をイメージ。美濃和紙でできています。
障子紙は福井、天井は吉野杉。

「聚楽の間」と呼ばれるロビーも、伝統美でいっぱい。・・・釘かくしが、「千代結び」になってます!
こんなデザインのも。

こちらは、晩さん会の会場となる「藤の間」。

この綴織、3.1m×16.6mの大作です。400種もの糸が使われていて、製作に一年7カ月かかったとか。絨毯は藤の花をイメージしています。

そして、和紙をつかった格子天井。 すてき!!!
こちらは、「桐の間」。掘りごたつ式のお座敷です。

部屋の名前にもなっていますが、京都迎賓館の紋章である五七の桐があちこちに。

釘かくし、襖の唐紙、そして座卓にも。五七の桐は、皇室の裏紋でもあり、また日本国政府の紋章。日本を代表するマークということですね。

庭園の渡り廊下。
よくみると、天井の隅にこんなかわいい飾りが。

コオロギ、蝶、鈴虫、とんぼの4種類、あります。
日本の伝統美が集結した京都迎賓館。すてきでした
普段、なかなか本物にふれる機会が少ないですから、日本文化を知るよい機会にもなると思います。
だけど、公開にかかる維持費、経費がかなりかかってそうで・・・
毎日じゃなくて、週3,4日程度でいいのでは?と思っちゃいました。
京都御所も同様に通年の一般公開がはじまったそうですが、外はホントに暑いので、そちらはまたいずれ。
そうそう、おみやげに買った、油とり紙(¥500)。

五七の桐の紋です! ・・・みえにくいかな?
懐紙(¥800)もすてきでした。
御所雲月
京都市上京区寺町今出川下ル二筋目 TEL 075-223-5087