銀座の秋の大イベント、「銀茶会」。今年でもう12回目を数えます。
表千家、裏千家、武者小路千家、江戸千家、そして遠州流の5大流派が銀座に集結。14のお茶席で銀座のお客さまをもてなす、東京一のお茶会です(といってもいいですよね)。
銀茶会の魅力の1つが、銀茶会のお菓子たち。銀座に店を構える和菓子屋さんのお菓子が用意されていて、そのほとんどが銀茶会限定品!
私が参加した席のお菓子は、萬年堂本店さんの「こみち」。こっくりとした甘みの羊羹に浮島をのせた秋色のお菓子です。萬年堂さんは、ご当主が14代目、創業400年の老舗。銀座に店を構えたのは戦後ですが、今や銀座を代表する和菓子屋さんの1つです。
そうそう、銀座はちみつを使ったお菓子もありましたよ♪ 特に、清月堂さんの「はちみつしぐれ」、食べてみたかったなぁ。販売してくれたらいいのに!
こちらは、江戸千家のお席。
わぁー、芸妓さんが点ててくれるんだ!
こちらの席は、お運びの方も髪をきちんとまとめたすてきな方ばかり。もしかして、みんなそういう方なのかな?
あ、ここ、とらやのお菓子の席だったんですよ。狙っていたのだけれど、早々に配布が終わってしまってがっかりだったのですが・・・このお席なら人気がある訳です。
表通りでのオープニング席で、きれいな着物姿の方がいるな、と思ったら、阿川佐和子さんでした。笑顔がすてきな方ですよね。
阿川さんは、東日本大震災の被災地を応援するプロジェクト「やっぱ銀座だべ!」の実行委員長。この銀茶会でも、東北のお菓子を紹介したり、陸前高田の物産展を開催したりと、同時イベントを開催しています。
そう、今年、銀茶会に行ってみよう!と思ったのは・・・阿川さんの対談で「やっぱ銀座だべ!」の活動を読んだから。一方通行の支援ではなくて、被災地と銀座の人がお互い学びあいながら復興を応援する活動に感動。・・・去年までは、あまりの行列ぶりに銀茶会は断念していたのですが・・・少しでも参加してみたくなりまして。
お茶席のお茶菓子のテーマも、「歩(あゆむ)」。 復興に向けた歩みへの思いが込められています。
「体験コーナー」では、お茶点てにトライ!
お茶券は不要なので、誰でもすぐ参加できます。外国の方にもおすすめですね。
お菓子は、福島の柏屋さんの薄皮饅頭(小饅頭)とごんさい豆です♪ お豆がはいっている和紙のお箱、柏屋さんがこの日のために用意してくれたそうですよ。
お茶券は、1日3回の配布されていて、整理番号順に好きなお茶席を選ぶ仕組みです。1回の配布は、おそらく1000枚ぐらいでしょうか(裏千家以外の席は525枚。105枚×5席分でした。) お茶券は無料ですが、義援金をお気持ちで。
台風一過の銀座は快晴!
おでかけしてよかったです♪