okashihimeのおやつな生活

   こんなお菓子やあんなお菓子・・・そして、ときどきごはん。

大原家住宅 BOOK CAFEでコーヒー

2020-10-22 20:14:20 | 中国・四国のおやつ

 今回の倉敷訪問のお目当ては・・・有隣荘です!

 倉敷を代表する実業家、大原孫三郎が妻のために建てた別邸(1928年(昭和3年)築)で、倉敷の迎賓館的な役割も担っていたとか。美しい緑の瓦屋根から緑御殿とも呼ばれています(とても高価な瓦だそうで、1枚なんと3万円!)。設計は、大原美術館を担当した薬師寺主計と伊東忠太。建築費用は当時の価格で20万円、大原美術館5棟分の費用だったそうですよ。

 中は和洋折衷様式で、洋間にはエジプトの石碑をあしらった暖炉や美しい寄木細工の床。和室には檜や屋久杉を贅沢に。孫三郎が辰年生まれであることから、欄間や襖の引き手にも龍がデザインされています。

 小川治兵衛が手掛けた庭園には、岡山城や高松城の石垣の石も使われていて。・・・迎賓館の名にふさわしい風格の邸宅です。家具も美しかった 華美でなく、質のよい材質と品のよいデザインで、居心地のよい落ち着く場所。こういうおうちに住みたいなぁ。

 普段は非公開ですが、春秋の年2回、公開されています。残念ながら中の写真はNGなので入り口だけ

 お隣は本邸の大原家住宅。

 1795年から建築が始まり、明治中期に現在の形に。国の重要文化財です。少し前までは住居として利用されていたそうですが、2018年春から公開が始まったそうで。知らなかった!

 入ってすぐの土間には、大原家の先代たちの言葉がこんな風に紹介されていて。

 重みがありますね。

 倉は展示室になっていて、クラボウの歴史や先代たちのゆかりの品々が展示されていました!

 一角は、ブックカフェに。

 コーヒー(¥500)とパウンドケーキ(¥300)で一息。グラスも倉敷ガラス?すてき 

 19世紀のウィンザーチェアでくつろぎながらいただきました

 大原家の蔵書がずらりと。

 柳宗悦の書なども。昔の本は装丁がすてきですよね。

 大原孫三郎の長男、大原總一郎の書。棟方志功の装丁です。貴重ですね。

 奥の離れ座敷。

 釘隠しが小鳥ちゃん。

 4,5種類あったかな?

 ぷっくりしててかわいかったです! 

                                    (2018.11)

 

大原本邸

有隣荘(くらしき観光.com)

 


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