
2月の小田原さんぽのおやつをご紹介しますね。
小田原のお菓子やさんといえば・・・やっぱり、「ういろう」♪ 外郎家は、京都・小田原で600年以上続く名家です。
こんなお城みたいな店舗でしたよ
代表銘菓の「ういろう」や季節の生菓子、おまんじゅうなどのお菓子売り場の奥には、ちゃんとお薬コーナーも。御存知の方も多いと思いますが、もともと、「ういろう」は薬のことで、お客さんにお出ししていた茶菓子が人気となり、お菓子の「ういろう」と呼ばれるようになったとか。薬の「ういろう」は、今も「透頂香」という名で販売されています(ちゃんと、薬剤師さんもいらっしゃいますよ)
店の奥にある明治18年築の蔵は、「ういろう(透頂香)」の歴史やかつて薬の製造で使っていた機材などを展示している「ういろう博物館」になっていて、社員さんの案内で見学することができます。
蔵の2階には、歌舞伎「外郎売」にちなんだお宝・・・十二代団十郎の舞台衣装、団十郎&海老蔵親子の隈取りを掛け軸に仕立てたものなども!江戸時代、持病で舞台に立てなかった二代目団十郎が、薬ういろうにより回復し、そのお礼に歌舞伎十八番「外郎売」を創作したのだそう。名薬なんですね
そして、祇園祭の螳螂山も、当時京都で朝廷につかえていた外郎家が考案したということを知りました。・・・そうだったのか。勉強になりました
(外郎家は、その後5代目で北条早雲に招かれ、小田原へ。京都の外郎家は、今は断家し、その弟子たちにより、お菓子の「ういろう」が全国に広まったのだそうです。)
さて、店舗には喫茶もありまして、お茶をいただいてきました。

和菓子と飲み物のセット(¥600)。抹茶、煎茶、コーヒーから選べますよ。
季節の和菓子5種類から、ねりきりの「花椿」を。残念ながら、ういろう生地の「梅ヶ香」は売り切れだったんですよね。 湯のみの図柄・・・これ、歌舞伎モノ?

おみやげ用に、唐饅頭を。こんな箱にいれてもらいました
籠?長持ちかな?+¥100だけど、かわいかったので♪
唐饅頭は、カステラ焼きみたいな感じ。胡桃まんじゅうなど他のお菓子との組み合わせもO.K.でした!(6個入り)

お店のとなりにあった自動販売機。これも、お城風

駅前にもお店がありました!こちらは、より薬屋さんらしいですね。中はおじゃましませんでしたけど。
・・・そういえば、せっかく行ったのに、「ういろう」、食べてなかったな。。。次回はぜひ、です
ういろう HP
神奈川県小田原市本町1-13-17 TEL 0465-24-0560 10:00-17:00 休:水、第3木