10月20日
病院での定期検査、診察を無事終え、大阪城の南東にある『ピースおおさか 大阪国際平和センター』に行ってきました。
戦時中の大阪空襲を語り継ぐ平和ミュージアムです。
大阪城公園は戦時中、陸軍第四師団が置かれ、軍事工場もあったことから爆撃の標的になりました。
学校の平和学習もよく行われているようで、エントランスには各地の子どもたちが作った千羽鶴が飾られてました。
最初の展示エリアには空襲を受けた大阪の街の大きな写真が壁一面にプリントされてました。
大戦末期の1945年、大阪は3月から終戦の前日の8月14日までの間に計8回の大空襲を受けました。
空襲でおよそ1万2000人が死亡、2000人の行方不明者を出しました。
空襲死没者を追悼する『刻(とき)の庭』。
死没者の方々の名前が刻まれ、8つの様々な形の鐘は8回の空襲を表しているそうです。
戦時下の住宅内の様子。
電灯の明かりが外へ漏れないように電灯が布で覆われてますね。
管理人がインパクトを受けたのは、空襲を体験された人たちの証言と描いた絵。
決して上手い絵ではありませんが、米軍機が空を覆い尽くしている絵、死体を集めてトラックで回収してる様子、炎の川となった御堂筋などの絵は衝撃的でした。。
展示ゾーンは「戦時下の大阪」、「焼け野原となった大阪」、「GHQ占領下の大阪」などに分かれていました。
戦争当時の庶民の生活が垣間見える興味深い資料類もたくさん展示されてましたが、資料類の接写撮影は禁止でした。
黒こげになった自転車や溶けて変形したお寺の鐘が生々しい・・・
平和の尊さをあたらめて感じることができる機会になりました。
特別展示室では特別展「どうぶつのいのちとへいわ」が開催されてました。
戦争中は日本各地の動物園で空襲による猛獣の脱走を防ぐため、やむなく戦時猛獣処分が行われたことはみなさんご存知だと思います。
大阪の天王寺動物園では戦後再開した時に展示動物種が少なく、動物園ではなく静物園と言われたそうです。
ピースおおさかを出て、JR森ノ宮駅近くの公園へ。
ちょっと前に大阪府の吉村知事がインスタかtwitterで、このパン屋さんの前で自撮りした写真をアップして話題になってましたね。
終戦前日に大阪陸軍造兵廠を狙ってB29 150機編隊による1トン爆弾700個の集中爆撃が行われ、隣接する京橋駅~森ノ宮駅も被害を受け、京橋駅では人々が避難していた片町線ホームに1トン爆弾が直撃し、700~800人が犠牲になりました。
この後は環状線で大阪駅に戻ります。
過去記事<10月の大阪城公園の風景>
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