コロナ感染症のせいで延期になっていた日本一周の旅の再開です。
昨日、北海道に着いて小樽で宿泊し、始発の電車で前回の到着地、銭函駅に降り立ちました。
まずは、もうすぐ誕生日を迎える長男のプレゼントに、お金が貯まるご利益がある銭函駅の入場券を買いました。
BROMPTONを組み立てて出発しようとしていると、
駅に向かう同年代の男性から、「いいですねブロンプトン」と声を掛けられました。
「稚内まで気を付けて走ってくださいね」と言われたのですが、なぜ僕が稚内に向かっているとわかったのでしょうか?
銭函発稚内は、定番なのかな?
駅前の道を走り出し、留萌の標識に従って、国道337号線に進路を取りました。
国道337号線から231号線に入り、石狩川を渡って走っていくと、
小学生が信号を渡っていました。
コロナで休校していた学校が、ようやく始まったのですね。
早く日常が戻ったらいいのですが。
北海道の空は綺麗です。
久しぶりに綺麗な空を見た気がします。
国道231号線は緩やかなアップダウンを繰り返し、いくつものトンネルを越えて北上します。
峠を越えて、11時過ぎ、お腹が空いたなあと思ったところに、ちょうど食堂がありました。
メニューを開いて、目についたのが貝丼です。
ひる貝を卵でとじたもので、歯ごたえのある触感が美味でした。
食事の後もトンネルが続きます。
それにしても、北海道のトンネルは長い!
奈落の底を延々と走っているようです。
ようやく出口の光が見えてきたなと思ったら、こんな標識がありました。
合計すると4,750m!
どおりで長いはずです。
トンネルを抜けると、「白銀の滝」がありました。
流れ落ちる滝の音を聞きながら、マイナスイオンを浴びて一服していると、
看板の上にカラスが・・・
BROMPTONにいたずらしようとしているのではないでしょうね。
「白銀の滝」を過ぎて、また上り坂が始まりました。
なにもこんな標高の高いところを道を通さなくてもと思ったら、トンネルが現れました。
トンネルが長くなっても文句を言わないから、もっと坂道を減らして欲しいものです。
増毛町で「暑寒山麓の伏流水」というのがありました。
一口飲んでみると、冷たくておいしい水です。
ちょうどボトルの水が無くなりかけていたので、補充させてもらいました。
少し走ると、増毛駅がありました。
2016年に廃線なったようです。
95年も走っていたのに、残念ですね。
留萌市の海岸で一服していると、波打ち際に女の子が佇んでいました。
まさか入水自殺?
と思ったら、波と戯れていました。
可愛い子ですね。
(遠くて顔は見えなかったけど)
留萌市街に入り、黄金岬に寄りました。
遠くに雪を被った山が見えます。
6月というのに雪を被っているなんて、さすが北海道です。
岬の碑の横に、「若者たち」の歌詞が刻まれた碑がありました。
小学5・6年生の時の担任の先生が好きな歌でした。
「君の行く道は、果てしなく遠い~」
懐かしいです。
僕の行く道も果てしなく遠いです。
ということは、僕はまだ若者かな。
口ずさんでみると、何十年も歌っていないのに、すーとメロディが出てきました。
子供の頃の記憶力て凄いですね。
小学生の時の僕は、まさかこんなところでこの歌と出会うとは思ってもいなかったでしょうね。
最後に「波灯の女」というデザイン灯台を見学して、宿に入りました。
85日目
走行距離 137.0km(GPS計測)
総走行距離 8,226.0km
出発時間 06:15 (銭函駅)
到着時間 16:25 (留萌)
走行時間 10時間10分
平均速度 13.5km/h
本日は137kmも走りましたが、足があまり疲れていません。
その理由はこれです。
足の疲れが軽減されるというので、コンプレッションレギンスというのを買ってみました。
圧迫されて血行が悪くなるのではないかと思ったのですが、
これが効果抜群、足がずいぶん楽でした。
もっと早く買っておけばよかったなぁ