テレビの天気予報では台風15号の影響で、山口県は120㎜の強い雨が降るそうです。
荷物をナイロン袋でくるみ、カッパを着て走り始めたのですが、30分も走らないうちに雨がやみました。
国道2号線の標識の下に、519.2の数字が並んでいました。
国道2号線の起点は大阪駅なので、519kmも離れています。
遠くに来たものだと実感されました。
明治時代の陸軍大将、乃木希典を祭っている乃木神社にお参りすると、子供たちが本堂の真ん前で剣道の練習をしていました。
練習の邪魔になるといけないので、遠くから手を合わせ、ふたたび西に向かいました。
関門海峡には、歩いて九州に渡れる「関門人道トンネル」というのがあります。
エレベータで地下に下っていくと、全長780mのトンネルがあります。
真ん中あたりに県境があって、九州に上陸?することができます。
九州側に出ると、すぐ近くに九州最北端の神社、和布刈神社がありました。
九州に上陸したものの、もう少し本州を西に走りたいので、人道トンネルを引き返しました。
人道トンネルの向かい側には、「みもすそ川公園」というのがあって、海に向かって砲台がたくさん並んでいます。
こんな狭い海峡で、大砲に狙われたらたまったもんじゃないでしょうね。
幕末維新村というところに入ると、お店の人が志士の説明を詳しくしてくれた上、着物を着せくれて坂本竜馬とのツーショットを撮ってくれました。
下関市役所のすぐそばには、金子みすゞの顕彰碑がありました。
つい最近まで金子みすゞという人を知らなかったのですが、3月11日の東日本大震災でCMの自粛があったときに、ACが流していた「こだまでしょうか」という詩で知ることになりました。
金子みすゞもこのような形で名前が知れ渡るとは、おもってもいなかったでしょうね。
下関駅近くに、ひときわ高い「海峡ゆめタワー」という建物がありました。
展望台に上ってみると、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した、巌流島が見えました。
来年で、決闘400周年になるそうです。
関門海峡フェリーに乗って再び九州に上陸し、ひと風呂浴びようと小倉駅近くの華の湯にむかいました。
華の湯まであと1kmほどというところで、夕立のような雨が降り出しました。
あと5分降り出しが遅かったら、カッパを濡らさずにすんだのに。
風呂を上がってもまだ雨が降っていたので、銭湯のすぐ近くを走る北九州モノレールに乗って、小倉駅から自宅に向かいました。
25日目
走行距離 69.5km(GPS計測)
総走行距離 2,350.7km
出発時間 07:45 (山陽小野田)
到着時間 15:40 (小倉)
走行時間 7時間55分
平均速度 8.8km/h