いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

< 郷土料理 > 青森 鮭の飯ずし

2023-12-15 10:09:30 | 郷土料理

 「鮭の飯ずし(さけのいいずし/さけのいずし)」

 主な伝承地域 津軽地方

 主な使用食材 塩サケ、たけのこ、もち米

 歴史・由来・関連行事
 冬の間雪に閉ざされる津軽地方は、作物や魚介をとれる時期にできるだけとって、干したり塩漬けしたりと工夫して保存した。米は主食としてだけでなく、糠や麹などさまざまな形で暮らしに活用した。もち米の発酵する力を借りて魚や野菜の保存食としてつくられた「飯ずし」もその一つ。紅サケの飯ずしはその中でも色鮮やかで縁起物とされたが、サケが貴重品だったため限られた家でしかつくられなかった特別なごちそうである。

 食習の機会や時季
 もともと、「飯ずし」は酢を使わず、麹ともち米を合わせたものに漬けこみ涼しい場所で発酵させることで、乳酸菌の活動を促し旨味を引き出した料理。笹の葉を敷くことで防腐作用もあった。しかし近年、温暖化により気温が下がりづらく麹を使った長期間での低温発酵が困難になったため、発酵を早める酢を使うことが主流になっている。年越し・正月料理や大人数をもてなす際につくる場合は、根曲がりだけも一緒に漬けこむ。紅サケの紅色と、根曲がりだけやごはんの白色とで「紅白」を表し、縁起が良いとされる。紅サケではなくサメやホッケでつくることもある。

 飲食方法
 酢締めにした塩サケ、根曲がりだけ、柔らかめに炊いたもち米を交互に幾重にも敷き詰め、最後にご飯、笹の葉で蓋をするように覆う。蓋をして重石をかけ、数日かけて馴れさせる。米の甘みと乳酸の酸味がなんともいえない芳醇な風味を醸し出す。昔ながらの麹仕込みは、さらに奥深い味わいを楽しめる。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 大変手間のかかる料理であることや、昔に比べて冬場の気温が下がりにくくなったこともあり、家庭で「飯ずし」をつくることは減ってきている。失われる危機にある津軽地方の伝承料理の保存に務めているグループが、イベントや教室を開いたり、予約制で料理を振る舞ったり、SNSで発信したりと積極的に活動をおこなっている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sakeno_iizushi_aomori.html より

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<おせち> 宮城 ナタメカレイの煮物 

2023-12-15 10:05:23 | おせち

 「ナタメカレイの煮物」

 主な伝承地域 仙台市

 主な使用食材 ナメタガレイ

 歴史・由来・関連行事
 ほかの地域では「ババガレイ」「インドガレイ」と呼ばれているナメタガレイ。ぬめりが多いことから 「滑多鰈(ナメタガレイ)」と呼ばれるようになったという。ほかのカレイに比べ大きいのが特徴で、「マガレイ」は1尾300g前後なのに比べ、ナメタガレイは冬の時期には1尾600g前後と、ほぼ倍くらいの大きさにまで成長する。身も厚く食べごたえのある魚で、冬は子持ちが増えることから「子孫繁栄」の縁起を、さらに卵が黄金色をしていることから商売繁盛の縁起をかついで年取り魚となったともいわれている。
 ナメタガレイは低カロリーで消化もよく、胃の調子が悪い時の体力回復にも効果的。何かと食べ過ぎたり疲労がたまる年末年始に食すには、最適の魚といえる。
 ナメタガレイが大みそかに食べられるようになったのは、実は最近のこと。江戸時代から戦前にかけては、仙台の正月の魚は「タラ」であった。このことは、正月の城下に「タラ」が出回らないことを心配した伊達政宗公が家臣に漁師が獲った「タラ」が出荷されない理由を調べるよう指示した手紙(「仙台市史」参考)や、戦前、仙台の年中行事に関して「正月にはタラ汁が欠かせない」と記載された文献(仙台城下「町人列伝」参考)等から見て取れる。現在では、正月に「タラ」を食べる習慣はほとんど残っていない。

 食習の機会や時季
 大みそかから正月にかけて、煮つけにしたナメタガレイを食す。

 飲食方法
 ナメタガレイは個体が大きいものが多いので、切り身にして煮つけるのが一般的。付け合わせにわかめなどを添える。また、細切りにしたしょうがを添えることもある。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 保存・伝承に取り組んでいる団体はないが、各家庭で母から娘へと受け継がれている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nameta_gareino_nitsuke_miyagi.html より

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イッピンNHK 「仏壇の技がいきる~新潟 漆工芸~」

2023-12-15 09:48:22 | イッピンNHK

 第236回 2019年11月5日 「仏壇の技がいきる~新潟 漆工芸~」リサーチャー: 田中道子

 番組内容
 錦ゴイをかたどった箸置き。黒い漆の地に金粉などで模様を描いたネイルアート。そして水を注ぐと、器の内側に星空が浮かび上がるさかずき。これはどれも新潟で、仏壇を作ってきた職人たちの手になるもの。近年の住宅事情の変化などから、大型仏壇の需要は減る一方。そんな中、仏壇作りに携わってきた漆職人が、その高度な技を使って生み出したユニークな工芸品が、評判を呼んでいる。女優の田中道子さんが、その製作現場を訪ねる。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201911051930001301000 より

 

 色漆錦鯉×特製桐箱「(愛称) KOIOKI [コイオキ]」(「羽賀佛壇店」4代目・羽賀良介・富美子さん御夫妻)

 新潟には「新潟・白根仏壇」「三条仏壇」「長岡仏壇」と、国指定の伝統的工芸仏壇が3産地あります。
 
 新潟市を中心に作られている「新潟・白根(しろね)仏壇」は、艶やかな漆黒ときらびやかな金箔、花鳥や人物といった緻密な彫刻に蒔絵が施され、荘厳ながらも絢爛な姿の仏壇です。

 新潟県は、浄土真宗の始祖の親鸞や日蓮宗の始祖の日蓮が流された地で、古くから仏教信仰が盛んな場所でした。
 度重なる信濃川の氾濫により、多くの被害を受けた民衆には、仏教を心の拠り所とした信仰心が育まれていました。
 良質な材料や高温多湿で、漆の乾燥に最適な気候に恵まれたこともあり、300年以上に渡り、仏壇の生産地として発展を続けています。
 近年は一戸建てが少なくなった他、ライフスタイルの変化で大きな仏壇を持つ家庭はめっきり減り、仏壇の需要は減っていますが、職人達は、仏壇作りの技術を使って、新たな製品を作り続けています。
 
 仏壇は、「木地師」と呼ばれる職人が木を削って様々なパーツを作り出し、「彫師」は各宗派の物語、守り神となる動物や植物を彫り込みます。
 そして、木の部分では「塗師」が漆を塗り、金箔を貼ります。

 新潟仏壇の羽賀佛壇店4代目で「塗師」の羽賀さんは、新潟特産の錦鯉に着目して、木型と仏壇に使われる漆技術を応用した箸置きを発案しました。
 新潟県の観賞魚「錦鯉」が桐の流紋を泳ぐ愛らしい箸置きです。

 羽賀さんは、約1ヶ月の月日を費やして、生漆を塗っては磨き、塗っては磨きを繰り返し、蒔絵師の奥様・富美子さんが錦鯉の模様の他、縁起物の松竹梅などを描きます。
 
 そして、その宝石のような美しさを更に引き立てるのが、鈴木石太郎タンス店の鈴木浩昭さんが誂えた、加茂桐簞笥の特製桐箱です。

 羽賀佛壇店 新潟県新潟市東区山木戸6-11-6

 

 蒔絵ネイルチップ(「林佛壇店」五代目・林芳弘さん)

 仏壇を修復し、綺麗にすることを「お洗濯」と言います。
 「林仏壇」五代目・林芳弘さんは、約100年前に作られた仏壇を依頼主から引き取り、分解、お湯に溶かした炭酸ソーダで長年の埃を洗い流し、金箔も洗い落とします。
 
 「先達者はどのような技法を駆使して、この仏壇を作ったのか」
 そんな思いを馳せながら作業を進め、「新しいものを作るよりかえって難しい」とおっしゃっていました。
 
 現在、林さんは娘さんたちとともに蒔絵の技法を使ったネイルアートを手掛け、好評を博しています。
 
 林さんにはお嬢さんが二人いらっしゃいます。
 蒔絵師の裕美さんと一級ネイリストの亜美さんです。
 まず、ネイリストである亜美さんが爪の幅や湾曲にあわせたネイルチップを作成し、父の芳弘さんがそのチップに下地の漆塗りを担当。
 母・由利子さんが爪のデザインを手掛け、裕美さんが蒔絵を施すというチームプレーで行われました。

  
 酒杯「宙COCORO」(「林佛壇店」六代目・佐藤裕美さん)

 酒杯「宙COCORO」は、蒔絵ネイルチップを製作されている林さんのお嬢さんで、「林佛壇店」の六代目・佐藤裕美さんの作品です。
 蒔絵の技法を応用したステンレス製の盃です。

 裕美さんは約190年続く「林佛壇店」を営む家に生まれました。
 彼女のお父様・林芳弘さんは林仏壇店の5代目であり、伝統工芸士の資格を持つ塗師。
 また、お母様の由利子さんも、同じく伝統工芸士の蒔絵師です。
 裕美さん自身は、小さな頃から絵を描くことが好きでしたが、家業を継ぐのは嫌やだなあと思い、高校卒業後はデザイン専門学校に通ってイラストレーターを目指していました。
 
 ただ、専門学校に通いながらも、「技術を継いで欲しい」と願うご両親から漆塗と蒔絵の指導を受けて、仏壇の蒔絵の図柄を写す手伝いをしていました。
 簡単に出来るだろうと思っていた蒔絵が、想像以上に難しくて、満足に線を引くことすら出来なかったという裕美さん。
 とにかく扱いが難しい。
 格闘する中、納得のいく線が引けるようになるに従って、蒔絵がだんだん楽しくなってきたそうです。
 裕美さんは「白根仏壇」の蒔絵部門の伝統工芸士の資格を取得し、現在、伝統工芸士として伝統技法を受け継ぎ、他の仏具メーカーから仏具やおりんなどに蒔絵を施す仕事を請けながら独自の表現手法にも果敢に挑戦しています。
 
 新潟県が金属加工が盛んという土地柄から、15年前より裕美さんはお父様とともに、金属に漆を焼付する技法を試行錯誤しながら研究してきました。
 
 そんな中、新潟県燕市のササゲ工業が製造するステンレス製の盃との出会ったことがきっかけに、酒杯「宙COCORO」は誕生しました。

 ササゲ工業が製造する盃はステンレス製で、表面の酸化皮膜の厚みを変化させて、光の干渉現象を起こし発色させる、酸化発色が施されています。
 塗装や染色とは異なるため、色が剥げず、耐食性が高い点が特徴です。
 また中を空洞にして作られているため、ステンレス製なのに軽く、注いだお酒の温度をある程度保つ利点があります。
 
 裕美さんは「小宇宙」をテーマに、蒔絵の技でもって、美しく壮大な銀河を繊細に表現したのが、「宙COCORO」です。
 お酒を注ぐと、底面が見込みの曲面に沿って湾曲すると同時に、水面も表面張力によって丸く膨らむため、レンズ効果が一層発揮されて、ひとつひとつの星がふわりと浮かび上がって見え、美しく壮大な銀河を更に堪能出来ます。
 
 「宙COCORO」の銀河と星座は、筆ではなく、なんと爪楊枝やスポンジなどで描かれています。
 裕美さんは、自ら、爪楊枝の先端を紙やすりで削り、理想の細さを追求します。
 何色もの色漆をパレットに取り、油で溶いて色を混ぜ合わせながら、爪楊枝で少しずつ器に点描したり、スポンジで叩いたり。
 このように色ごとに絵付しては、天火で熱して焼付することを繰り返します。
 当初、この焼付に最適な温度と時間を探るのに、試作をずいぶん繰り返したそうです。
 
 現在、仏壇の扉にも同じような星空をあしらって欲しいという依頼が舞い込むようになっているのだそうです。
 
 林佛壇店 新潟県新潟市中央区本間町2-2656

*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Niigata/urushi より

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<異名-人物> セルヴォ(頭脳)

2023-12-15 08:03:53 | 異名

 「セルヴォ(頭脳) シャルル・ド・ゴール」

 (1890〜1970)フランス

 フランス大統領。シャルルはこれからの戦争は戦車と飛行機が中心になると上層部に言っていたが受理はされなかった。ところが第二次世界大戦でのドイツ軍の戦術はまさに戦車と飛行機を使ったものだったのでフランスは占領されてしまう。シャルルは国外から軍を指揮することになった。戦後は大統領になって、フランスの存在感を強めた。

*https://www.chickennoneta.com/entry/%E7%95%B0%E5%90%8D%E3%81%A8%E8%8B%B1%E9%9B%84#%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A9%E9%A0%AD%E8%84%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB より

 シャルル・アンドレ・ジョセフ・マリー・ド・ゴール(フランス語: Charles André Joseph Marie de Gaulle、1890年11月22日 - 1970年11月9日)は、フランスの政治家、陸軍軍人。同国第18代大統領(在任:1959年1月8日 - 1969年4月28日)。

 1940年5月のナチス侵攻による本国失陥後、イギリス・ロンドンにてロレーヌ十字の自由フランスを樹立してレジスタンスと共闘し、臨時政府で最初の首相となり、1959年1月に第五共和政で最初の大統領に就任した。任期中はアルジェリアの独立の承認・フランスの核武装・NATOの軍事機構からの離脱などを実現した。フランスでは救国の英雄として絶大な尊崇を集め、20世紀フランス最高の政治家の一人と見做されている。通称ド・ゴール将軍(le général de Gaulle)。フランスで単にル・ジェネラル(le Général)と呼べばド・ゴールを指す。

*Wikipedia より

 陸士では「雄鶏(シラノ。フランスのシンボルの1つでもある)」「アスパラガス」「コネターブル:「大将軍」の意味。)」と呼ばれていたという。これらのあだ名は身長が193センチメートルあったという彼の体格に由来している。また陸大では「エッフェル塔大尉」という名で呼ばれており、当時フランス将校でもっとも背が高く、フランスで最も高い建造物であるエッフェル塔になぞらえたものである。ド・ゴールとエッフェル塔は、同じ1890年に誕生した。

*Wikipedia より

 

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<料理用語-和食> お蒸し

2023-12-15 07:52:29 | 料理用語

 「お蒸し」

 味噌を女性用語でお蒸しと言う。

*https://temaeitamae.jp/top/t2/kj/4_E/047.html より

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<伝統野菜> 徳島 美馬太きゅうり -追記あり-

2023-12-15 07:50:29 | 伝統野菜

 「美馬太きゅうり」

 特徴と由来
 ●徳島県美馬市

 美馬太きゅうりは美馬市の在来種として作り継がれてきたキュウリで、普通のキュウリに比べて太く丸い形をしており、重さは500~800gになる。皮は固いためむき、縦2つに割り、種を取り除いてから調理に用いる。形が崩れにくいので、生食だけでなく煮たり炒めたりしてもおいしく食べることができ、冷や汁や漬物等、地域の伝統料理の中で親しまれてきた。

 産地の動向
 自家採種で大量生産ができないことや、食生活の変化等により、年々栽培面積が減少していたが、平成19年度に徳島県内の農業高校生の研究で取り上げられたことで、地元の生産者たちが貴重な伝統野菜として見直すきっかけとなった。美馬市の産直市運営団体では地元小学校で美馬太きゅうりの栽培・収穫・調理と、産直市での販売体験までを行う食育活動を開始し、次世代への伝承や、消費者への認知度向上に貢献している。
 生産者の高齢化や気象条件の悪化等で、依然として産地の維持が困難な状況ではあるが、近年では徳島県立農業大学校で生産・商品開発が行われたり、新規生産者の掘り起こしもあり、栽培に取り組みたいという若手生産者も現れ、伝統野菜を次代へ繋げる動きも出始めている。

 栽培方法
 標高の高い場所で栽培しやすく、孫づるに実がたくさんなる性質があるので脇芽を伸ばすことにより、7月上旬から秋の遅くまで収穫可能である。4~7月にポット育苗し、5~8月に定植する。定植後約1カ月で開花、その後約2週間で収穫できるようになる。地元では高さ約20㎝、幅約60㎝の畝に支柱を立ててネットを張り、誘引する栽培管理が行われている。肥培管理や防除作業は一般的なキュウリと同様に行う。
 自家採種のため、何本かは収穫せず実をならしたまま黄色になるまで置き、種とりを行い、次作に取っておく。

 食べ方
 美馬市の伝統料理として「冷や汁」がある。美馬太きゅうりは皮をむき、縦半分に切ってから種を取り除き、薄くスライスして塩もみしておく。しんなりしてきたら洗い流して水を切り、冷やしただし汁に入れ、味噌を加え、よく冷やしてから食べる。梅肉やちりめんを入れてもおいしく、地元で食べられる夏の逸品である。
 煮ても炒めてもおいしいので、ハヤシライスや酢豚に入れても相性がよく、和洋中どんな料理にも合う伝統野菜である。

 執筆者 村木朋美 徳島県美馬農業支援センター 普及指導員

●月刊「技術と普及」令和元年12月号(全国農業改良普及支援協会発行)から転載

*https://www.jeinou.com/technology/2021/06/07/091000.html より

 

 美馬太きゅうり(みまふときゅうり)

 【生産地】美馬市脇町(みましわきちょう)

 【特徴】一般的なきゅうりに比べ、丸くて太い。重さは500~800gにもなる。皮は固いため、剥いて使う。種があるため、2つに縦割りして種を取り除いてから調理に用いる。形が崩れにくい。

 【食味】一般的なきゅうりと比べ、歯ごたえのあるしっかりした食感とほんのりとした甘味。

 【料理】生食、煮物、炒め物、特に冷や汁や漬物など地域の伝統料理に使われてきた。

 【来歴】美馬市の在来きゅうりとして作り継がれてきた。何本かは収穫せず実をならしたまま黄色になるまで置き、種とりを行い、次作に取っておく。自家採種で大量生産ができないことや、食生活の変化等により、年々栽培面積が減少していたが、2007(平成19)年度に徳島県内の農業高校生の研究で取り上げられたことで、地元の生産者たちが貴重な伝統野菜として見直すきっかけとなった。美馬市の産直市運営団体では地元小学校で美馬太きゅうりの栽培・収穫・調理と、産直市での販売体験までを行う食育活動を開始し、次世代への伝承や、消費者への認知度向上に貢献している。
 生産者の高齢化や気象条件の悪化等で、依然として産地の維持が困難な状況ではあるが、近年では徳島県立農業大学校で生産・商品開発が行われたり、新規生産者の掘り起こしや培に取り組みたいという若手生産者も現れ、伝統野菜を次代へ繋げる動きも出始めている。

 【時期】7月上旬~11月

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%ef%bc%8d36-%e5%be%b3%e5%b3%b6%e7%9c%8c/#i-14 より

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<慣用句・諺> 正鵠を射る など

2023-12-15 07:47:18 | 慣用句・諺

 「正鵠を射る-せいこくをいる」

 物事の急所を正確につく。正鵠を得る。

 

 「正鵠を得る」

 「正鵠を射る」に同じ。

 

 「精彩を放つ」

 際立ってすぐれているところを見せる。

 

 「正朔を奉ずる-せいさくをほうずる」

 天子の統治に服する。臣下となる。

 

 「西施の顰みに倣う-せいしのひそみにならう」

 《美人の西施が、病気で顔をしかめたところ、それを見た醜女が、自分も顔をしかめれば美しく見えるかと思い、まねをしたという「荘子」天運の故事から》善し悪しも考えずに、人のまねをして物笑いになる。また、他人にならって事をするのをへりくだっていう言葉。顰みにならう。

 

*goo辞書 より

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<難読漢字-魚へん> 鮓

2023-12-15 07:41:05 | 難読漢字

 「鮓 すし」

 寿司(すし、鮨・鮓)とは、一般に米飯などと主に魚介類を組み合わせた和食。特に握り寿司のこと。伝統的にわさびと一緒に食べられる。

 寿司には、乳酸を主たる酸味成分とする寿司(なれずし等)と、酢酸を主たる酸味成分とする寿司(早ずし)がある。

 1728年(享保13年)に大阪で創刊された『料理網目調味抄』には「箱寿司に酢を注ぐ」との記載がある。その箱寿司の原型になったと云われるなれずしは魚の保存が主であり、飯は食材と言うより漬け材料という扱いになる。この自然に酸味が出るのを待たずに、飯の量を多くして酢を加えて作ったものが現代の寿司である。

 握り寿司が代表的であるが、江戸前寿司の原型である大阪の箱寿司、いなり寿司、押し寿司、ばら寿司など様々な形態がある。また、巻き寿司や稲荷寿司など必ずしも魚介類と組み合わせない寿司もある。さらに卯の花寿司や蕎麦寿司のように米飯ではない材料を用いた寿司もある。

 語義
 用字
 「すし」には「寿司」「鮨」「鮓」などの字が使われる。このうち「寿司」は好字を使った当て字である。「鮨」「鮓」はいずれも、本来は別の魚料理(「鮨」は「うおびしお」、「鮓」は「つけうお」)を意味し、「すし」の意は国訓である。

 「寿司」と言う表記は、京都で朝廷へ献上することを考慮し使われるようになった。大坂では「鮓」、江戸では「鮨」の字が使用された。

 語源
 魚介類を塩に漬け込み自然発酵させた食品が酸味を帯びることから、「酸っぱい」を意味する形容詞「酸(す)し」に由来する。

*Wikipedia より

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<国産ワイナリー> ミシマファーム

2023-12-15 07:37:16 | 国産ワイナリー

 「ミシマファーム」

 

 ミシマファーム 高知県土佐郡土佐町田井446-2

*https://www.winery.or.jp/winery-map/8551/ より

 化学農薬を一切使わない奇跡のぶどうが実りました

 これまでも、そして現在も、ぶどう栽培には化学農薬が必要不可欠とされています。

 しかし、当農園のぶどうは消毒など化学的なモノは一切加えず、土・雑草・樹・昆虫・動物・ミミズ・微生物・菌に至るまで自然のバイオサイクルの力を借りて育てています。

  農園内には多種多様な雑草が生え、いろいろな虫たちが集まってきます。ダンゴ虫は動物のフンや枯草を分解し、ミミズは土を肥妖にし、モグラはミミズを食べに土中を掘り進み、その穴は土着微生物に酸素を運んでくれます。

  化学農薬はこれらのバイオサイクルを壊してしまうので、一切使用しておりません。

 (平成20年~平成23年、平成25年実績)

 
 糖度は驚異の 18~23%!
 昼夜の寒暖差が甘みを育みます
 巨峰の糖度は通常16~18%ですが、「嶺北のしずく」の糖度はナンと18~23%!(平成25年度実績)葡萄類は、果実の中でも最も糖度が高いのですが、その中でもダントツの甘みを誇っています。モチロン、甘いだけではありません。芳醇なコク、かすかな酸味が重ね合わさり上品な美味しさを口の中いっぱいに堪能いただけます。

  その美味しさの秘密は、嶺北地域の昼夜の寒暖差が生み出していると考えます。嶺北地域は標高200mを超える山村が更に高い石鎚山系の山々に覆われ、いわば「高地の盆地」のような地形になっています。そのため、春から秋にかけては昼の最高気温は平野部以上の気温になり、転じて夜になればすーっと涼しく、エアコンも必要ないくらいの気温まで下がります。日中に光合成で溜め込んだでんぷん質が、夜寒くなることで冷害から実を守ろうと実に移動し糖に変わることで甘みが増す、と言われています。そのため、朝方が一番甘みが乗るそうです。

 吉野川源流域、天然のミネラル
 たっぷりの山水を散布しています
 嶺北地域の水は、四国の水瓶の源流域・吉野川水系にあたります。吉野川は、2012年の水質調査で日本一の清流となりました。その源流域にある農園の裏山(所有地)から直接水を引き、清らかな天然のミネラルたっぶりの山水を散布しています。

 商品リスト

土佐ぶどう酒 2017白

商品情報
ブドウ農家の2代目夫婦が始めた小さな小さなワイナリー。
「たとえ一粒もブドウが実らなくても農薬を使うのをやめよう」、「私たちのブドウを食べていただける全ての方に、安心して食してもらえるようにしよう」という思いで、化学農薬・化学肥料を使わずに育てたブドウで醸造したワインです。

ミシマファームワイナリーは四国のちょうど真ん中あたり、高知県土佐町にあります。毎年さまざまな病害虫と対峙し、試行錯誤しながら、豊かな自然と水の力を借りて栽培したブドウ。私たちの思いが届くように、丁寧に手作業でワインに仕上げています。

全体的に軽く、豊かな果実の風味を感じられる「やや辛口」に仕上がっています。樹齢を重ねたブドウならではの風味とナチュラルなブドウの香り・味を楽しんでいただけます。日本食に合うような、主張しすぎない優しい味わいです。

“ワインの味は、その土地特有の環境で決定づけられる”といいます。水と空気の清らかな私たちの故郷を感じていただける、高知県土佐町産のワインをぜひお楽しみください。

容量:750ml
アルコール度数:11%
飲み頃温度:12~15度
タイプ:やや辛口

*https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=0481601 より

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<大阪-観光> 堀川戎神社

2023-12-15 07:26:18 | 観光

 「堀川戎神社」

 堀川戎神社(ほりかわえびすじんじゃ)は、大阪市北区にある神社。旧社格は村社。大阪市内および近畿一円では、大阪市内南部の今宮戎神社および兵庫県西宮市の西宮神社と共に商売繁盛の神様として知られている。「堀川のえべっさん」または「キタのえべっさん」として知られ、毎年1月9日から11日にかけて十日戎(とおかえびす)が開催される。

*Wikipedia より

 基本情報
 創建は6世紀中ごろと伝えられ、蛭子(えびす)大神を祭神とし、「キタのえべっさん」として、ミナミの今宮戎神社とともに親しまれています。止美連(とみのむらじ)吉雄が、蛭子大神のお告げによって浪華堀江の芦辺で玉を拾い、これを神霊の代わりとして難波富島に祀ったのが始まりとされますが、文和(ぶんな)年間(1352~55)、この地に移築再興しました。以来、蛭子社・恵美須社・堀川戎社と呼ばれ信仰されました。十日戎の日には参詣客が境内に入りきらないほどの混雑を見せ「商売繫盛で、ササ持って来い!」という景気のいい掛け声が、普段はひっそりとしている境内に響き渡ります。この他、摂社の「榎木神社」は一般的に“地車稲荷(地車吉兵衛稲荷)”と称され、願いが叶うと小さな地車の模型や絵馬を奉納されるため、大勢の方が来られます。

*https://osaka-info.jp/spot/horikawaebisujinja/ より

 

 「今宮戎」「堀川戎」以外にも、大阪府内には各地で「えべっさん」が行われている。

 

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