いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

< 郷土料理 > 岩手 きりせんしょ

2023-12-29 07:47:39 | 郷土料理

 「きりせんしょ」

 主な伝承地域 県央地域(盛岡市、花巻市、紫波町、遠野市など)

 主な使用食材 米粉、くるみ、ゴマ、砂糖、醤油

 歴史・由来・関連行事
 「きりせんしょ」の名前の由来は、昔は山椒を刻んで浸した汁で粉を練ったことから「きりさんしょう」と呼ばれ、それが転じて「きりせんしょ」となったという説があるが、昭和初期にはすでに山椒は全く使われなくなった。
県央部の水田地帯を中心に昔から食されており、行事食として大切にされてきた。祝い事(特に桃の節句)で仏壇やひな壇に供えられ、昔は桃の節句のときに、女の子と母親が一緒に作ることも多かった。また、この地域では、昼食と夕食の間のおやつのことを「こびり(小昼)」と言い、農作業の合間に腹持ちのよい米粉、小麦粉、雑穀、豆類などの食材で作られたおやつがよく食べられていた。「きりせんしょ」もそのひとつ。
 盛岡市、花巻市、紫波町、遠野市などで作られており、それぞれ地域により作り方が異なるが、米粉、くるみ、ゴマを使い、味つけが砂糖と醤油であることは共通している。砂糖は黒砂糖を使うことも多い。素朴な味が特徴。

 食習の機会や時季
 祝い事(特に3月3日の桃の節句)で仏壇やひな壇に供えたり、農作業の合間のおやつ(小昼)として食されたりするほか、結婚式で振る舞われることもある。

 飲食方法
 地域や家庭により細かい作り方や味つけの仕方、形状に違いがみられるが、米粉を蒸すこと、くるみとゴマを入れること、醤油、砂糖などで味をつけることは共通している。形状は、箸で模様をつけた小判形や木の葉形、また木型を使って花や舟の形にしたものなどいくつかのバリエーションがある。その中でも特に遠野市では、生地でくるみと黒砂糖を包んでと蜜入りにすることや、黒砂糖と醤油で味をつけたとろみのあるあんをからませるという特徴がある。きりせんしょの型がない時は、俵形の状態のものを手の平で押しつぶし、スプーンの柄の部分で模様をつけるとよい。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭で作られる機会は減っているが、スーパーや菓子店、産地直売所でも販売され、根強い人気がある。花巻市では、学生の体験学習のひとつとして郷土料理を作って学ぶ機会があり、「きりせんしょ」もメニューのひとつとして含まれている。岩手県は郷土料理を伝承する人や団体を「岩手県食の匠」として認定しており、遠野市では小中学校や地域活動において、「岩手県食の匠」が「きりせんしょ」の作り方を教える伝承活動が行われている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_2_iwate.html より

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<おせち> 埼玉 うどん

2023-12-29 07:42:26 | おせち

 「埼玉のうどん」

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 小麦粉

 歴史・由来・関連行事
 「麦踏み」など麦の収量を4~5倍に増加させる多収栽培方法の開発に尽力した権田愛三を輩出した埼玉県は、全国有数のうどん王国。うどんの生産量は全国で2位(平成21年 農林水産省「米麦加工食品生産動態等統計調査年報」)で、昔と比べ減ってきてはいるものの、現在も小麦の主要生産県である。かつて埼玉県では、稲作の裏作として小麦の栽培が広く行われた。そのため小麦が食の中心であり、それを使い地域ごとにバラエティー豊かに発展してきたのが特徴だ。例えば、北東部は手打ちのコシが強く喉ごしのよいうどん、西部ではつけ汁でいただくコシが非常に強い茶色がかった色が特徴のうどん、県中央部の川沿いの地域ではモチッとした幅広のうどんなど。古くから根付く郷土料理やB級グルメを合わせると、その数は20種類以上にものぼるという。現在は、他地域との差別化や独自性を表現するため、地域名や特性を表す言葉がつけられることが多いが、かつてはどの地域でも「うどん」と呼ばれることがほとんどだった。

 食習の機会や時季
 小麦栽培を行う農家の日常食としてはもちろん、冠婚葬祭や年中行事など、様々な場面で食べられてきた。

 飲食方法
 小麦粉に食塩と水を加えてよく練り、耳たぶほどの硬さにする。生地を寝かせてから麺棒で伸ばし、うどんの種類に合わせて厚さや幅を調整する。沸騰したお湯で麺が透き通るまでゆでたらざるにあげ、それぞれのつゆでいただく。野菜などの具材とともに一緒に煮込むうどんもある。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭でつくられるほか、学校給食でも提供される。また、県内の飲食店や道の駅、農産物直売所などでも味わうことができる。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_1_saitama.html より

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イッピンNHK 「木々は豊か 技は多彩~秋田 木製品~」

2023-12-29 07:35:49 | イッピンNHK

 第250回 2020年4月7日 「木々は豊か 技は多彩~秋田 木製品~」リサーチャー: 春輝

 番組内容
 秋田県は、日本でも有数の森林の豊かな県だ。木工職人たちは、様々な種類の木の性質を知り尽くし、それを生かしたもの作りに取り組んできた。ブナの木がよく曲がることを利用した、優美な背もたれのイス。美しい模様と艶を持つ山桜の樹皮で作った下駄。樹皮を削り、磨きあげる技は、伝統のかば細工だ。そして、波の形にカーブしたクシ。実は、きわめてかたい木を使っており、加工にも金属加工用の機械を使う。それぞれの技に迫る。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A202004071930001301000 より

 

 1.曲木家具(秋田木工)

 秋田では豊富な森林資源を使った木工業が栄えてきました。

 「秋田木工」は、日本で唯一の曲木家具専門ブランドです。
 明治43(1910)年に、曲木に適したブナやナラが豊富な、秋田県の湯沢市に設立されました。
「木が木で立っていたときよりも立派に美しく」という信念の下、
 熟練した職人の丹念な手作業で、「曲木家具」を生み出しています。

 「曲木」とは、その名の通り、木材を高温で蒸して柔らかくしてから、鉄製の治具にはめ込んで固定し乾燥させる方法です。

 蒸して柔らかくした木材の外側に鉄板を当て、鉄板の更に外側にある雌治具から鉄板の方へ圧力をかけ、鉄板と木材を内側の治具の型に沿わせていきます。
 それによって、曲げの中心軸は外側(引っ張り側)に移行し、応力を内側に集めることで木材を破損することなく曲げることが出来るのです。

 曲木の技術を発明したのは、ドイツ人のミヒャエル・トーネット(1796年〜1871年)です。
 この技術により、これまでの椅子とは一線を画す椅子が生まれました。
 
 曲木椅子には、次の4つの特徴があります。
 少ない部材でシンプルに仕上げられているため軽い。
 切り出した木材を組むのとは異なり、繊維が切れていないため、細いパーツでも丈夫。
 アールの組み合わせによって、美しい形が可能に。
 また、曲木による体に沿った背のラインが生まれ、機能面でも向上。
 曲木に適した木材はブナが主。
 ブナ材は価格が比較的安いため、コストを抑えることが出来る。
 
 トーネットは曲木椅子を数多く生み出しました。
 特に1859年に発表された「NO.14」は歴史に残る名作となり、現在までに約2億脚製造されたと言われています。

 そのトーネットの曲木技術が日本に初めて伝わったのは、明治34(1901)年のことです。
 東北地方の各地や、岐阜県の飛騨地域などに曲木細工を生かした工業製品の産地が形成され、明治43(1910)年に「秋田木工」が創業しました。

 平成18(2006)年に大塚家具傘下に入りましたが、今も、日本を代表する曲木家具を続け続ける日本唯一の専門工房です。

 「秋田木工」では、名立たるデザイナーと名作とも呼べる数々の作品を共に作り上げてきました。
 最近では、デザイナー・五十嵐久枝による「MAGEKKO(まげっこ)」が2020年度グッドデザイン賞を受賞しています。

 「MAGEKKO」は、 令和元(2019)年に日本の伝統の技術と国内産の自然材を活かした家具を通じて、日本のものづくりの魅力を知っていただきたいとの想いを込めて「AGITA」シリーズ第1弾として発売されたものです。
 秋田の方言をもとに名付けられた、曲木の技を存分に味わえるシリーズを象徴する椅子です。

 その秋田木工、今年、令和3年11月に創業110周年を迎えます。
 10月30日(金)~11月1日(日)の期間、「秋の大特売会」が開催されるそうです。

 秋田木工 秋田県湯沢市関口川前117

 

 2.角館 伝四郎「樺下駄」(伝統工芸士・高橋正美さん)

 山桜の樹皮は硬く、目が詰まっているため、工芸品に使われてきました。
 「角館 伝四郎」は、嘉永四(1851)年)の創業以来、七代に渡って高品質な樺細工を作り続けている、藤木伝四郎商店のブランドです。

 番組では、伝統工芸士の高橋正美さんが 樺下駄を製作する工程が紹介されました。

 山桜の樹皮は数年かけて乾燥され、美しい模様が広がる赤褐色の層が見えるまで包丁で削っていきます。
 これを下駄に張り合わせ、熱した小手で接着剤の膠を丁寧に伸ばしていきます。
 低過ぎると膠が溶けず、熱過ぎると焦げ付いてしまうので微妙な温度加減が要求されます。
 磨きの最終段階では、無数の凹凸があって僅かな傷も滑らかにしてくれる椋の葉を使います。
 最後に動物性の油脂で表面を磨けば、樺下駄は完成です。
 
 藤木伝四郎商店 本店 秋田県仙北市角館町下新町45番地

 

 3.斧折樺の櫛(AKITAアートフォルム・橋野浩之さん)

 秋田県鹿鹿角市十和田大湯には、「斧折樺」(おのおれかんば)という、
 その名の通り斧が折れてしまうほどの堅さで、水に沈むほど比重がある落葉高木を使った木工品の制作を行っている工房があります。
 平成3(1991)年に設立された「AKITAアートフォルム」です。

 工芸家・橋野浩行さんは、「斧折樺」(おのおれかんば)と呼ばれる貴重な材料を使った靴べらセットやひねり髪すきなど、オリジナリティー溢れる商品作りを行っています。

 斧折樺は過酷な環境で生きるため、年に0.2㎜しか太くならないという日本の樹木です。
 現在ではほとんど採れないため、大変希少価値の高い木材になってしまいました。

 「斧折樺」は、日本の木の中でも屈指の硬さ。
 普通の木工用の刃では歯が立ちません。
 そこで橋野さんは、金属加工用の刃を頑強にしたものを使っています。
 削った後、残った水分が木から抜けていくと、歯が曲がることがあるため、3年の月日をかけて乾燥させなければなりません。
 そして、絶妙な曲線を描くように慎重を重ねて削っていき、椿油に数週間漬け込めば、完成です。

 橋野さんの、使う人の気持ちになって考え抜かれたデザインは、使いやすさだけではなく、その滑らかさと木のぬくもりを確かめたくなるようなフォルム。
 そして、艶やかな色合いになっています。
 更に、経年変化による楽しみもあります。

 AKITAアートフォルム 秋田県鹿角市十和田大湯扇ノ平49−3

*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Akita/wood より

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<異名-人物> ブラック・プリンス

2023-12-29 07:30:54 | 異名

 「ブラック・プリンス エドワード黒太子」

 (1330〜1376)イングランド

 百年戦争前半で活躍したイングランドの英雄。王子でありながら16歳の頃から戦争で活躍してことで、騎士としての評価も高い。戦場で黒い鎧を身に纏っていたことから、「ブラック・プリンス」と恐れられた。 

*https://www.chickennoneta.com/entry/%E7%95%B0%E5%90%8D%E3%81%A8%E8%8B%B1%E9%9B%84#%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E9%BB%92%E5%A4%AA%E5%AD%90 より

 エドワード黒太子(エドワードこくたいし、英語: Edward, the Black Prince、KG、1330年6月15日 - 1376年6月8日)は、イングランドの王太子(プリンス・オブ・ウェールズ)で、イングランド王エドワード3世とフィリッパ・オブ・エノーの長子。クラレンス公ライオネル・オブ・アントワープ、ランカスター公ジョン・オブ・ゴーント、ヨーク公エドマンド・オブ・ラングリー、グロスター公トマス・オブ・ウッドストックの兄。オックスフォードシャーのウッドストック宮殿で生まれたため、エドワード・オブ・ウッドストック(Edward of Woodstock)とも呼ばれる。アキテーヌ公としてはエドゥアール4世。

 非常に優秀な軍人であり、百年戦争前期における主要な戦闘に参加し、全ての戦いで最終的な勝利を収めている。中でも、1356年のポワティエの戦いではフランス王ジャン2世を捕虜とし、イングランドの勝利を決定的にした。

*Wikipedia より

 黒太子の呼称

 エドワード・オブ・ウッドストックは、ほとんどの場合、黒太子(Black Prince)と呼ばれる。その理由は彼が常に黒色の鎧を着ていたためであるとよく言われるが、フランス側で黒太子の残虐行為などに対してnoir(黒)と呼んだという説もあり、必ずしも明確ではない。実際のところ、存命中そう呼ばれたことはなく、後世の創作であるとの説が有力である。

 なお、当時の騎士が着用した鎧の中には、表面が磨かれず黒っぽい見た目をしたものもあった。この時期には鎧にも変化が見られており、この黒っぽく見える鎧を着用したために黒太子と呼ばれたのだとする説もある。

*Wikipedia より

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<料理用語-和食> 覚弥

2023-12-29 07:16:56 | 料理用語

 
「覚弥-かくや」

 覚弥は、たくあん(古漬け)を塩抜きして調味したもの。
 「隔夜」、「覚也」とも書く。

 江戸時代の人岩下覚弥の考案。覚弥は沢庵和尚の弟子であり、沢庵漬けを工夫したものだとも云われる。

*https://temaeitamae.jp/top/t2/kj/5_F/012.html より

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<伝統野菜> 香川 金時芋

2023-12-29 07:12:43 | 伝統野菜

 「金時芋-きんときいも」

 【生産地】坂出市、観音寺市

 【特徴】表皮は薄く紅色が濃い。

 【食味】非常に甘みが強く、食感はホクホク。

 【料理】ふかし芋、天ぷら、きんぴら、味噌汁、カレーなど

 【来歴】1945年に品種登録された歴史の古い「高系(こうけい)14号」が品種名。「高系14号」は、戦後間もなく高知県と鹿児島県の甘藷(かんしょ)を掛け合わせて誕生した品種で、名称は高知の系統であることから「高系」とつけられた。

 坂出市は瀬戸内海に面しており、温暖な気候で降水量が少ない瀬戸内の気象条件と、海砂を客土(きゃくど)した水はけの良い塩田跡地の砂地を利用して栽培されており、塩田のミネラル豊富な甘藷に育つ。

 「高系14号」は、各県で派生のオリジナルブランドが開発されており、石川県の「五郎島金時(ごろうじまきんとき)」、徳島県の「なると金時(なるときんとき)」、宮崎県の「宮崎紅(みやざきべに)」、鹿児島県の「紅さつま(べにさつま)」などがある。

 【時期】

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%ef%bc%8d37-%e9%a6%99%e5%b7%9d%e7%9c%8c/#i-9 より

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<慣用句・諺> 背筋が寒くなる など

2023-12-29 06:52:20 | 慣用句・諺

 「背筋が寒くなる」

 恐怖などのためにぞっとする。身の毛がよだつような思いをする。

 

 「世帯仏法腹念仏-せたいぶっぽうはらねぶつ」

 仏法も念仏も、要するに現世の生活のためのものにほかならないの意。

 

 「世帯を破る」

 夫婦別れをする。

 

 「狭匙で腹を切る-せっかいではらをきる」

 木製である狭匙で腹を切る。できないことをするたとえ。

 

 「積毀骨を銷す-せっきほねをしょうす」

 《鄒陽「於獄上書自明」から》讒言 (ざんげん) が積み重なると、堅い骨も溶かしてしまう。人々の言う悪口の恐ろしさのたとえ。

 

*goo辞書 より

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<難読漢字-魚へん> 鱠

2023-12-29 06:43:49 | 難読漢字

 「鱠 なます」

 鱠、膾(なます、音読みでは「カイ」、ピンインではkuài)は、切り分けた獣肉や魚肉に調味料を合わせて生食する料理をさす。

 獣肉を用いた物は「膾」、魚肉を用いて同様の調理をしたものは「鱠」、また「魚膾」ともいった。

 日本では魚介類や野菜類、果物類を細く(あるいは薄く)切り、酢を基本にした調味料で和えた料理に発展した。日本の膾については酢の物ともよばれる。

 膾の文字は古事記や日本書紀の時代から見られ、生肉を細かく刻んだものを指した。「なます」の語源は「なましし(生肉)」とも「なますき(生切)」が転じたとも言われている。なお、膾に酢を用いるようになったのは後世のことなので、「生酢」を語源とするのは誤りである。江戸時代まで「膾」は膳におけるメインディッシュとしての扱いを受けており、膳の中央より向こう側に置かれることから「向付」(むこうづけ)と呼ばれるようになった。

 現在「なます」の調味料として用いられるものとしては、甘酢、二杯酢、三杯酢、ゆず酢、たで酢などがあるが、古くは煎り酒(鰹節、梅干、酒、水、溜まりを合わせて煮詰めたもの)なども用いられた。

 膾の原義に忠実な料理としては、鮭の氷頭を用いた「氷頭なます」や、千葉県の房総に見られる漁師料理の「水なます」などがあげられる。水なますは鯵などの小魚を細かく叩いて味噌で調味し、薬味となる香味野菜と共に氷水に取ったものである。また魚介類を酢締めにした酢蛸や〆鯖などの「酢の物」、刺身やかまぼこなどを酢味噌で和えた「酢味噌和え」「ぬた」なども膾の一種である。

 室町時代の院政期以降は、魚介類や獣肉に限らず酢を用いた和え物全般を指すようになり、野菜や果物だけを用いる「精進なます」が生じた。根菜類を油揚げや椎茸などと炒ってから酢で和える「焼きなます」は現在も家庭の惣菜として作られる。

 正月のおせち調理として、レンコンを使った「酢蓮(酢れんこん)」や、繊切りにしたダイコンとニンジン(あるいは干し柿)を用いた「紅白なます」が作られる。赤と白を源氏と平家の旗に見立てて「源平なます」とも呼ばれる。

*Wikipedia より

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<国産ワイナリー> 五ヶ瀬ワイナリー

2023-12-29 06:39:17 | 国産ワイナリー

 「五ヶ瀬ワイナリー(株)/五ヶ瀬ワイナリー」

 九州のほぼ中央に位置し、九州山地に抱かれた美しい夕日の里として知られる五ヶ瀬町。標高600m前後の寒暖の差が激しいこの地と美しい水が糖度と酸味のバランスが絶妙なブドウを育みます。五ヶ瀬ワイナリーでは、地元の栽培農家の皆さんが厳しくも豊かな自然と向きあいながら育てたブドウを100%使用しています。収穫したてのブドウからつくられるワインは、みずみずしさ溢れるフルーティーな仕上がりです。じっくりとお楽しみください。

 五ヶ瀬ワイナリー(株)/五ヶ瀬ワイナリー 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字桑野内4847-1

*https://www.winery.or.jp/winery-map/1072/ より

 商品リスト

ナイアガラ[白]

生食用ぶどう品種「ナイアガラ」を使用した、
美しい黄金色が特徴の白ワイン。
キンモクセイを思わせる香りの中に、
グレープフルーツのようなフレッシュな香りが
加わった口当たり爽やかな甘口ワインです。

五ヶ瀬 赤・ロゼ

柔らかな酸味と渋みが調和したメルロー主体の飲みやすい赤ワインです。

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<大阪-観光> デビッド・オースチン・イングリッシュローズガーデンとプランツセンター

2023-12-29 06:36:32 | 観光

 「デビッド・オースチン・イングリッシュローズガーデンとプランツセンター」

 大阪・泉南の花咲きファームにあるデビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデンは、世界で有数の大きさを誇り、最新のイングリッシュローズコレクションを持つガーデンです。 ユニークかつテーマにそって区切られたガーデン内を、アーチやオベリスクに絡められたイングリッシュローズのつるバラが飾ります。 なかでも、イギリス本社にあるルネッサンス・ガーデンからインスピレーションを得て作られたエリアは、美しくなだらかな丘陵斜面を流れる清流が特徴です。 春と秋には、ローズフェスティバルも開催。 ■プランツセンターデビッド・オースチン・ロージズのプランツセンターでは、ご購入後すぐに植えられる状態にまでよく育った種類豊富なバラの鉢苗を取り揃えており、その多くが、ガーデン内に植栽され生長ぶりを見ることができます。 経験のある信頼できるスタッフがいつでもみなさまのご質問にお答えします。

*https://osaka-info.jp/spot/david-austin-english-rose-garden-plant-center/ より

 農業公園「花咲きファーム」

 泉南花咲きファームのバラ園は、デビッド・オースチン・ロージズ社直営のイギリスと泉南にしかない約3000株以上も植栽されているイングリッシュローズガーデンです。

 デビッド・オースチン・ロージズ社のプランツセンターもあるので、バラ苗を直接選んで買うことができて、育て方の相談までできます。

 バラ苗はもちろん通販でも購入することはできるのですが、イギリスまで行かなくてもイングリッシュローズを楽しめて、バラ苗を選べるなんて贅沢ですよね。

 そこでこの記事では、英国と泉南だけにしかないデビッド・オースチン・ロージズ社直営のイングリッシュローズガーデンの見頃の時期と開花状況、入園料やアクセスなどをご紹介します。

 泉南花咲きファーム・イングリッシュローズガーデン2023年のバラの見頃の時期は、

 春:5月中旬〜6月上旬
 秋:10月中旬〜11月上旬
 イングリッシュローズガーデンの春バラの見頃は例年6月上旬頃まで続きますが、2023年の一番の見頃は5月11日〜5月20日までと公式カレンダーにあります。

 5月24日頃までならまだまだ見ごたえがありそうですので、なるべく早くに訪れることをおすすめします。

 その後は梅雨入りまでに見頃を終えそうなので、5月の気持ちのいい陽気の中イングリッシュローズだけを堪能できるバラ園にぜひ出かけてみてくださいね。

 秋バラの一番の見頃の時期は昨年でいうと10月20日頃でしたが、2023年の見頃は10月下旬頃と予想されています。秋のローズフェスティバルは10月14日から開催されますが、初めの1週間位は見頃には少し早いようですね。

 秋は春よりも咲く種類が減りますが、気温が下がってきた時期の秋バラの方が色・香りをより楽しめるといわれています。

 10月は昼間はまだ暑く感じる日もありますが、さわやかな気候の中ゆっくりバラを鑑賞できるので、春とは一味違うローズガーデンを楽しめます。

 イングリッシュローズガーデン開花状況とローズフェスティバルの日程

 バラの見頃の時期は大体決まっていますが、開花状況はその年によって違ってきます。

 日々の開花状況は泉南市HPやデビッド・オースチン・ロージズ社のHPで確認すると、見頃を逃してしまうことがありません。

 2023年ローズフェスティバルの日程
 泉南花咲ファーム・イングリッシュローズガーデンローズフェスティバルの日程は下記のとおりです。

 春のローズフェスティバル
 開催日時:2023年5月12日(金)~6月4日(日)9:00〜17:00

 春のローズフェスティバル期間中は駐車場も大変混雑します。

 5月13日(土)〜5月28日(土)の土日限定で無料臨時駐車場が泉南市役所に設けられ、シャトルバスが運行しています。運行のお知らせはHPに掲載されます。

 15分ほどの距離なので大人100円子ども50円の運賃で駐車場待ちの時間が減らせるのなら、シャトルバスを利用するのも手ですね。

 秋のローズフェスティバル
 開催日時:2023年10月14日(土)~11月12日(日)10:00〜16:00

 秋も約3000株ものバラの開花が見込まれ、春に劣らないローズガーデンになるとのことです!

 残念ながら秋のローズフェスティバル期間中はシャトルバスの運行がありません。春ほどの大混雑はないようなので、土日を避けたり行く時間をずらすといいかもしれませんね。

*https://joho-ntk01.com/archives/72 より

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