うまいッ!「海のめぐみがギュッ!極上いりこ~香川 観音寺市~」 2012年08月19日
番組内容
魚系だしの中で、最もうま味成分が多い「いりこ」。香川県伊吹島はカタクチイワシの漁場に恵まれた一大産地だ。極上いりこの必須条件は、鮮度のよさと脂の少なさ。そこで、産卵直後の脂の抜けたイワシを、漁からわずか30分以内で加工にまわす。番組では、伊吹島のいりこを使う人気の讃岐うどん店に、だし作りの極意を直撃。また、かむ力に注目し、丸ごと給食に取り入れる地元の保育園も取材。いりこの魅力をたっぷりと紹介する。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201208190615001302100 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
新鮮な伊吹いりこが有名な島(伊吹島)
この島のポイント1 伊吹いりこ
三好光一さんに、伊吹いりこについてお話を伺いました
三好さんは、伊吹漁業協同組合の参事をされています。
「イリコの原料となるカタクチイワシの最盛期は6月~9月で、その間、島は特に活気にあふれています。カタクチイワシを捕るバッチ網漁は、網を引く本船2隻と運搬船、探知船の4隻で行われます。網の全長は約300メートルで、かなり大型のものを使います。島を取り巻くように加工場があり、捕れたイワシは高速の運搬船で加工場へと送られ、すぐに加工されます。このように漁獲から加工まで一貫して生産することが、上質のいりことなる決め手です。
伊吹島では、イリコを“伊吹いりこ”ブランドとして全国に出荷し、大変好評を得ています。皆さんも本場のイリコをぜひ食べてみてください。」
伊吹漁業協同組合 参事 三好 光一さん
「伊吹いりこがなくっちゃぁ、始まらない。」
「20~30年前から比べると、漁師の数が段々と減ってきています。イリコの生産はコスト(油代など)がかかり過ぎるためです。イリコは、最盛期の6月~9月を過ぎた12月頃まで捕れますが、良質なイリコにこだわっているので、あえて漁を9月までにしています。漁をしていると定年もなく自由で、大漁だった時の気分は最高です!さぬきうどんのダシにも濃厚で旨味がいっぱいの“イリコだし”がかかせません。さぬきうどんの文化は、伊吹いりこあってこそです。」
この島のポイント2 トイレの家
トイレの家とは?
瀬戸内国際芸術祭2013の芸術作品で、光や雨といった微小な事象に反応する特殊なトイレです。伊吹島の伝統行事や夏至の日、冬至の日の午前9時の太陽方位に合わせて、建築の中を一筋の光が通り抜ける仕組みになっています。また、伊吹島から世界の6都市の方向も光の線で示しています。
作品のコンセプト
伊吹島の伝統的な暮らしでは、トイレのある水屋が母屋から離れて別棟として置かれています。トイレは、家にとって、周縁(中心から離れた場所)の空間となります。その水屋と母屋との関係は、伊吹島と本土との関係に似ています。周縁だったトイレを島の中心に変え、周縁となった伊吹島を力づけようとしました。母屋からはじかれたトイレが、一つに寄り添い、家の形となりました。
この島のポイント3 伊吹島民俗資料館
島のことなら資料館へ
昔、幼稚園だった建物を利用し、現在は資料館としてリニューアルしています。長い年月をかけて収集された貴重な資料や、島の人たちが寄贈した漁具や生活道具などを展示している手作りの資料館です。人口・世帯数やイリコ漁の水産データなどから、伊吹島の歴史を知ることができます。
*https://www.pref.kagawa.lg.jp/chiiki/seto-island/detail/ibukijima.html より
“伊吹いりこ”とは
伊吹島の沖合で漁獲されたカタクチイワシを用い、伊吹島で加工された煮干魚類で、伊吹漁業協同組合が取り扱うものをいいます。サイズにより、大羽、中羽、小羽、カエリという銘柄があります。「伊吹いりこ」とはこれらを総称した名称です。
「伊吹いりこ」の特徴は、漁場と加工場が非常に近く、漁獲から加工まで網元が一貫して生産していることです。一貫生産体制による鮮度が、上質な伊吹いりこを生み出しています。
また、食品添加物は使用しておりませんので、安心してお使いいただけます。
*http://kaibuki.jf-net.ne.jp/company1.html より
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