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「和紙」その2.

2019-02-26 08:55:41 | 名品
日常で使われる・目にする「紙」の殆どが「洋紙」となった現代。
では「和紙」と「洋紙」の違いはなんぞや?と。

「和紙」の定義もいろいろあるらしい。
原料が「国産」に限定されるのか?
「手漉き」に限定されるのか?
捉え方にいろいろあるらしいので特定することは難しそうだ。

ただ「洋紙」は、一般的に「パルプ」を主とした原料が用いられ大量生産されるものである。
機械化され大量生産されるため、「和紙」に比べコストが低いことが一番である。

「和紙」の原料としては、「楮-こうぞ」「三椏-みつまた」「雁皮-がんぴ」のほか、「麻」「檀-まゆみ」「苦参-くじん」「フキ」などが挙げられる。*Wikipediaより
国産の栽培が少なくなり、輸入品も多く使われている。

2014年にユネスコが「無形文化遺産」として登録したのが、3つの「和紙」。
正確には「和紙 日本の手漉和紙技術」。

世代を超えて伝統的な技(わざ)が受け継がれ、地域社会のつながりを生んでいると評価されたのが登録理由。

3つの和紙とは、「石州半紙(せきしゅうばんし)」(島根県浜田市)と「本美濃紙(ほんみのし)」(岐阜県美濃市)、「細川紙(ほそかわし)」(埼玉県小川町、東秩父村)。このうち「石州半紙」は2009年に無形文化遺産に登録済みだったが、2013年に日本政府が、本美濃紙と細川紙を加えた3つを改めて「和紙」の技術として登録し直すよう提案をしていた。*The Huffingtonpost Japanより

他の地域の和紙との違いは、全て「国産楮」が使用されている点。
地域が中心となり、「楮」の栽培(一部他の地域から調達)から行っている。

薬品漂白をしないため、時間とともに「白さ」が増すのも特徴だとか。

なかなか「和紙」は奥深い。




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