「食べて、育てて、皆で支える都会の農園 城南小松菜 〜東京〜」 2023年5月15日
今回は司会の天野ひろゆきさんが、東京・世田谷区にある農園を訪ねました。ここでは50年以上にわたって、農薬も化学肥料も使わない野菜作りが行われています。
静かな住宅街の中にある大平農園。四季折々の野菜30種類以上を育てています。畑の片隅で堆肥を作り、農薬や化学肥料は一切使いません。その野菜のおいしさと安全・安心を大切にする姿勢にほれ込んだ近所の方たちが、野菜を共同購入するグループを組織して農園を支えています。さらに近年は、農作業にも多くのボランティアが参加するように。生産者と消費者の絆が育んできたこの農園を通して、都市農園の意義や可能性を探ります。
「うまいッ!」の秘密
大平農園では有機農業という言葉が生まれる前から農薬と化学肥料を使わない野菜作りを続けています。最も重視しているのは「土づくり」。落ち葉を4年かけ熟成させて作る腐葉土や、木の枝や野菜くず・雑草などを活用した特製たい肥など、城南小松菜をはじめとした全ての野菜がゆうゆうと育つ豊かな土づくりに時間をかけています。
農園の看板野菜・城南小松菜は、葉が柔らかくえぐみもなく味は絶品!大平農園のこだわりの土との相性がよいため自家採種で代々作り続けています。自慢の小松菜を害虫から守るため、農園では援農ボランティアが手作業で虫を駆除。さらに、益虫や池のカエルなど、畑に住む生き物の力も借りながら野菜を育てています。
「小松菜を使った料理レシピ」について
「城南小松菜のおひたし」※葉や茎がやわらかな城南小松菜のシンプルなおいしさが際立つおひたし。ゆですぎないのがシャキシャキ食感を楽しむポイントです。
<材料>2人分
・小松菜:1わ(300g)
・しょうゆ:大さじ1
・粉がつお:大さじ1
・けずり節:適量"
<作り方>
1)鍋に湯を入れて沸騰したら、小松菜を根本から湯につけて茎の部分を2〜30秒ゆで、葉先まで全て入れてさらに10秒ほどゆでる。
2)ゆでた小松菜を冷水にとり冷やし、しぼって水分を取る。
3)食べやすい大きさに切り、しょうゆと粉がつおを加えてよくあえる。
4)器に持ってけずり節をのせたらできあがり。
「城南小松菜のニンニク炒め」※城南小松菜のおいしさをよく知る「若葉会」のおすすめレシピ。にんにくの香りが食欲をそそる一品です。
<材料>2人分
・小松菜:1わ(300g)
・塩:ひとつまみ
・酒:大さじ1/2
・しょうゆ:大さじ1
・にんにく:1片(みじん切り)
・たかのつめ:1本(辛いのが苦手な方はタネを抜いてください。)
・サラダ油:適量
<作り方>
1)小松菜を食べやすい大きさに切る。
2)フライパンに、刻んだにんにく、たかのつめ、油を入れて火にかけ、にんにくが色づいて香りが出るまで加熱する。
3)小松菜の軸の方を2)に入れて炒め、続いて葉を入れたら塩を加えてさらに炒める。
4)しんなりしてきたら、鍋肌から酒、しょうゆを入れ、全体にからめたらできあがり。
*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/XLVQZK5192/ より
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