「山東菜-さんとうな・さんとうさい」
【生産地】さいたま市岩槻区大野島、越谷市、八潮市
【特徴】アブラナ科の野菜。実が結球しないのが特徴。主に県南で特産的に栽培されている。上の葉が開いたままの半結球の白菜に似た大型野菜で一株6~7kgと黄芯白菜よりも大きい。白菜と異なり、葉先が開いた「半結球」状態で大きくなり、完全には結球(けっきゅう)しないため、上から見ると葉ボタンのように見える。山東菜は2種類にわかれ、「半結球山東」と「花芯山東(かしんさんとう)」がるが。花芯山東はF1種。半結球山東が伝統野菜。
【食味】結球する白菜などに比べ、肉質がやわらかいため、漬物に適している。主に漬物用に栽培されている。
【来歴】1875年(明治8年)に日本に渡来した山東菜(さんとうさい)から選抜して育成。しかし、埃立つ土地を嫌うなど、栽培の条件が厳しく、収穫量の少なさから幻の野菜といわれてきた。埼玉県では、栽培条件の合う越谷、岩槻(現:さいたま市岩槻区)を中心に栽培されてきたが生産量が減少していった。漬物用の山東菜は市場には、めったに出回らず、加工前の状態で手に入れるのは難しい。山東漬けは取り寄せ可能。
【時期】12月10日前後の10日間のみ
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