「ゆきのめぐみ」
「ゆきのめぐみ」は,「ゆきひかり」の種子にガンマ線照射を行った後代から育成された巨大胚米品種であり,2010年に種苗法に基づく品種登録がなされた。「ゆきのめぐみ」の主要特性は,北海道の主要品種「きらら397」と比較して,以下のとおりである。1. 育成地における出穂期および成熟期は,ほぼ同程度の“中生の早”に属する。2. 穂ばらみ期耐冷性は,やや強い“強”である。3. いもち病真性抵抗性遺伝子型は“Pia”と推定され,いもち病圃場抵抗性は葉いもち,穂いもちとも“やや弱~中”である。4. 収量性はやや低く,ほぼ「ほしのゆめ」並である。千粒重は3g程度軽く,粒厚は薄い。5. 胚芽の重量は約1.8倍である。6. 玄米の水浸漬後のγ-アミノ酪酸(GABA)含量は「ほしのゆめ」の約1.7倍である。胚芽精米のGABA含量は「ほしのゆめ」の約2.4倍,ビタミンE含量は約2.6倍である。以上の特性から,発芽玄米や胚芽精米などに利用する巨大胚米品種として北海道上川中南部,留萌中南部以南の稲作地帯に適応する。
*https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010900152 より
*農研機構HP より
正直、巨大胚という特殊性により、生産量は極めて少ない。当然、入手困難なお米である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます