「木の芽-きのめ」
【生産地】さいたま市緑区、川口市神根地区
【特徴】「木の芽」は、ミカン科の「山椒(さんしょう)」の若芽のこと。山椒の芽は、他と区別して、とくに木の芽(きのめ)と呼ばれることがある。通年出荷の都合上、苗が育ったら、その後の発芽を遅らせるため冷蔵庫で保存する。それを少しずつ出して栽培する。基本は春に芽吹いた新芽。
【食味】独特の香りとほろ苦さがあり日本料理には欠かせない食材。手のひらにのせポンッとたたいて香りを出し、お吸い物に浮かべたり、焼き魚や煮物、酢の物、田楽などのあしらいに添えたり、味噌と混ぜて木の芽和え(このめあえ)などにして食す。
【来歴】山椒は、すでに奈良・平安の時代には薬用に用いられていた。葉や実に特有の香りを持つため、昔はこれを摘み取って使っていたが、明治時代になって栽培が始まった。
【時期】春~夏。
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