アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「アンティークマンのベトナム」第二話 タクシーはマイリン

2009年09月09日 | Weblog
 タクシーの初乗り料金は、(円の相場によりますが)日本円にして約50~70円。間違いではありません。ベトナムの通貨「ドン」では、9,500ドン~10,000ドンです。タクシーメーターでは、「9.5」とか「10.0」から始まります。
タンソンニャット国際空港からホーチミン市内まで、(場所にもよりますが)およそ30分乗って、500円前後です。これは、ありがたいですよ。滞在中、ずいぶんタクシーに乗りました。

 ホーチミン市では、ぼったくりタクシーの被害が多いということです。注意しなければならないのは、「客待ちタクシー」で、メーターを倒しても、通常料金の数十倍の金額を請求されるのだそうです。
 それで私どもは、事前の調査および現地実業家の御意見から、「安全タクシー」を次のように決定いたしました。今後、ホーチミン市へ行かれる方は、メモしておくと良いでしょう。最新情報ですから。
 最も安全なタクシーは、MAI LINH(マイリン)です。上が白で、下三分の一が緑の車体。ボデイに、「38 38 38 38」と、書いてあります。ほとんど、このタクシーを使いました。全くぼったくられませんでした。
 次が、VINA(ビナ)。これは、黄色い車体です。一度しか乗りませんでしたが…問題なかったです。以下、ガイドブック(これが結構アテにならない)等によると、「SAIGON TOURIST(サイゴンツーリスト、白と赤の車体)。HOANG LONG(ホアンロン)等が安全なようです。

 偽タクシー(本物のタクシーのスペリングを少し変えている…Vinasunが正しいのにVinasuとか、Vinasumと書いている…)。ボデイに会社名がないものや、電話番号がちがうもの等があるという。そんなことを言われても、旅行者に見分けがつくはずがない。「MAI LINH(マイリン)」専門で行きましょう。

 どうやって、MAI LINHをつかまえるんだって?ホテルの出口で、ドアボーイに、「タクシー、マイリン」と言えばつかまえてくれます。街でマイリンを止めるのはなかなか大変。根気が必要です。私は、道にいた全然関係ないガードマンに、「タクシー マイリン」と言ったら、親切にもつかまえてくれました。ガードマンの皆さんは暇そうなので、このようにして活躍の場を与えるのもいいと思います。

 ホーチミン市のタクシーは、およそ半数が8人乗りです。これは、便利ですよ。今回の旅行は、ジャンボ夫妻と私ども夫妻の4人で行きました。空港では、タクシーの職員が、トランクの数と人数を見てタクシーを呼んでくれました。8人乗りは、3列シートですから、最後部座席をたたんで荷物を入れ、4人が楽々乗ることが出来ました。

 タクシーの運転手は、「道は知っているが、建物は知らない」。ホーチミン市でも有名なグランドホテルへ行きたかった。タクシーの運転手は当然知っているだろうと思い、「グランドホテル」と言ったら「・・・・?」。「通り(ストリート)の名前」と「番地」を言うと、その「通り」へ行き、番地を探してくれた。
 メモに大きめの字で、「通りの名前」と「番地」を書いておき、運転手にそれを見せる…地図で、通りの名前を見つけることが出来ますから。この方式が確実です。
 タクシードライバーに英語は通じるかって?全く通じないです。あと…地図を見せてもダメですよ。地図を読み取る力がないのです。不思議なものを見る目つきで首を振られてしまいます。