アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

日本一の温泉で、露天風呂巡り

2010年03月15日 | Weblog
 温泉ランキング日本一、人気観光地ナンバーワン(じゃらん九州)、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星(温泉地としては異例)。さてどこのことでしょう?知る人ぞ知る知らない人は知らない、「黒川温泉」です。どこにあるかって?熊本県阿蘇郡南小国町にあります。行ってきましたよ!(チョッピリ自慢)

 黒川温泉は、山の斜面にへばりついている温泉。道は狭いなんてもんじゃない。それでも時折車が通る。大きめのトラックなど、道の両側の温泉旅館や商店(これがまた様々あって…郷愁・回顧…。「クイーン」「ラモール」という名のバーまである。風呂上がりに店先で飲むラムネがまた格別)の軒を壊しそうになる。もちろん、どうやっても車が入っていけない道もある。メインストリートともいえる、「いご坂」は、普通の車では無理。なぜなら、急な階段が2カ所あるから。いご坂の両側にも旅館や商店が隙間なく軒を連ねている。

 温泉旅館の数は、24軒。黒川温泉全体に、けばけばしい看板は一切ない。ひなびた温泉街そのもの。街頭BGMもない。聞こえるのは、川のせせらぎ、葉ずれの音、鳥の声。駐車場はあるにはあるが、幸運を味方につけなければ駐車は難しい。観光客が列を成しているから。バスは、大きすぎるので、温泉街へは入れない。国道442号線沿いで観光客を下ろしている。

 各旅館の露天風呂3ヶ所に入浴できる「入湯手形(1,200円)」がある。黒川温泉のほぼ中央にある旅館組合事務所で、「手形」を買う。手形は、直径10cmほどの杉の木を厚さ8mmほどに輪切りにしたもの。裏にシールが3枚ついており、1ヶ所の入浴で1枚はがされる方式。

 1番目に「黒川荘」の露天風呂へ。なにしろ、松嶋菜々子と反町某がお忍びで入浴したという風呂。私の世代は、松嶋というと「トモ子」だし、「反町」といえばボクサーなんですけど…「菜々子?」知らんなあ?それにしても、「お忍びで来た」ことが知れ渡るということは、全然お忍びになっていないんじゃないかなあ?黒川荘の露天風呂、まあまあ良かったです。
 2番目、湯本荘の露天風呂へ。ここは、昔懐かしい風呂桶風の湯船。ここでなければ体験できません。下を流れる渓流を見ながら、熱い湯に入る。いいよー!
 3番目は、「やまびこ旅館」の露天風呂へ。何と湯の色が「水色」。

 露天風呂のハシゴ!忙しいです。コツとしては、長湯しないこと。長湯してしまうと、次の露天風呂へ行く気力が萎えます。24の露天風呂完全制覇を目指す人もおられるそうで・・・頑張っても、2~3日かかりますよ。
 
 数軒の宿に問い合わせたところ、「宿泊は、数か月先までいっぱい」とのこと。飛び込みでの宿泊は、かなり難しい。一度日本一の評価を受けるとこれだもんね。ちなみに料金は、1泊2食付で29,000~35,000円(1人あたり)。安くはないが、バカ高くもない。

 露天風呂のノルマを果たして車に戻ると、なぜか一安心。戦場から生還したような気分。戦場へ行ったことがあるのかって?例えですヨ!
 風呂は、ゆっくりはいるのが性に合っているみたいで…。