アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

過去はふりかえらず 未来はつまずかず

2010年03月17日 | Weblog
 佐世保は、44年ぶりでした。前回の記憶?「チャンポン」を食べた記憶が…。
 佐世保重工業は、敷地内にバス停が、5カ所ある。敷地内工場間の移動手段は、オートバイか自転車。社員の通勤手段もオートバイが多いらしく、「ここはホーチミン市か?」と見紛うほどのオートバイが、敷地内道路の駐車場に並んでおりました。
 佐世保重工業のマークは、「SSK」。副業で、スポーツ用品をつくっているわけではありません。スポーツ用品のSSKとは、全くの別の会社。佐世保重工業のSSKは、旧社名である、「佐世保船舶工業株式会社」のものをそのまま引き継いで使用している。
 SSKから、山を見ると、頂上付近にホテルがあった。「弓張の丘ホテル」というのだそうで…泊めていただきました。このホテル、佐世保の街や、九十九島(西海国立公園)が一望に見渡せる。交通は不便(急な斜面の細い道を、曲がりくねって登る)だが、行くだけの値がある。

 44年ぶりに、九十九島の遊覧船にも乗せていただきました。「つくもじま」ではなく、「くじゅうくしま」と、読む。そのまんま。島々に瀬渡しの船で渡してもらって、釣りをしている人たちがおり羨ましかったです。浮き釣りで、タイ、シマダイ、ハマチを釣っていると推測。「磯から、そんな魚は釣れへんやろ!」だって?九十九島の島々は、岸から2m先の水深は…おそらく20~30m。急激に落ち込んでいるので、外洋の魚でも磯から釣れると…。

 15年ぶりに、「太宰府天満宮」へ。一番の目的は、「梅ヶ枝餅」。手焼きの店と機械焼きの店があります。どちらが美味いか?これは当然個人差の問題となりますが、私は機械焼き派。手焼きの方は、大福餅を焼いた感じとなります。つまり、太宰府天満宮まで行かなくても家庭でも食べられる味。機械焼きは、餅の部分が、「ふんわり」と、スポンジケーキのような焼き上がり。表参道の両側に数軒おきに梅ヶ枝餅屋さんがあります。店によって、味・香り・歯応え・舌触りが違う。行列が出来る店から、暇をもてあましている店まで…梅ヶ枝餅屋さんも大変そう。

 梅ヶ枝餅を食べて、太宰府へ来た目的は達成した。折角来たので、「過去の橋、未来の橋」を渡って本殿まで行くことに。

 過去の橋を渡るときは、「ふり返ってはいけない」のだそうで、大変でした。「ふり返るな」と、言われるとふり返りたくなる…単なるヘソ曲がりか?
 未来の橋では、「つまずくな」と…。誰が考えたか、うまいことをいうものです。過去をふり返ってもしょうがない。未来はつまずかないようにしなければ。
 
 無事、渡りきったので良かったです。そのような些細なことでも喜びを感じられる…私も成長したものです。アンティークマン、今日誕生日で62歳…。あまり成長しすぎると洋服が合わなくなるので、ほどほどにしなければ。